4月20日に熱田球場で行われた第2試合、高蔵寺−愛知黎明の観戦記です。
高蔵寺の投手陣がどこまで愛知黎明打線を抑えられるかに注目して観戦しました。

高蔵寺
000000001|1 H8 E4
20000000X|2 H7 E0
愛知黎明

高蔵寺
井村−永谷
愛知黎明
栗林−金城

投手成績
高蔵寺
井村(6) 8回 91球 被安打7 四死球2 三振5 失点2
愛知黎明
栗林(1) 9回 146球 被安打8 四死球4 三振11 失点1

井村投手は右のオーバーハンド。この春見るのは2回目。初回はややボールが高いところを狙われましたが、2回以降は低めに集めて上手くゴロを打たせました。
栗林投手は右のスリークォーター。まっすぐはなかなか。去年の秋に見ています。スライダーの切れが素晴らしかった。

スタメン
高蔵寺
3丹下 4戸田 1井村(6) 9宮川 7稲森 5東(14) 6大山(5) 2永谷 8毛利(18)
愛知黎明
2金城 8上原 9前岨 1栗林 3牧野 7菱川 5野田(17) 6小野(14) 4大平(6)

(試合経過)
1回裏、2死2塁から4番栗林のタイムリー。黎明が先制。尚も5番牧野がヒットで繋ぎ、6番菱川がタイムリー。2ー0
3回表、2死1塁から連続四死球で満塁となるも、4番が三振に倒れ0点。
黎明も4回5回6回7回と得点圏にランナーを進めるもあと1本が出ず。追加点が奪えません。
7回表、2死1塁から1番丹下がヒット。2番戸田が四球で2死満塁とするも3番が倒れ0点。
9回表、2死2、3塁から難しいセカンドゴロを弾き記録タイムリーヒット。2−1
黎明が勝って夏のシード確定。
高蔵寺は3番から6番までがノーヒット。チャンスは2死からというのが多く、なかなか得点するチャンスを作れませんでした。
特に4番5番がそれぞれ3三振。3番井村君が全てランナーを置いての打席になりましたが四球1つだけで4打数無安打。ただ井村君はこの日は投手でしたしね。打つ方に専念していたらまた違ったかも。

愛知黎明打線は3回に3球で攻撃が終わったことに象徴されるように、とにかくファーストストライクは全て振っていました。ここまで徹底しているのはすごいと思う。ただ、5回のチャンスで3ボールナッシングから打っていって凡打が2度ありましたが、打った球がそんなに甘い球ではなかった。打っていく姿勢はいいと思いますが、甘い球を待つことが出来れば、もっと得点力は上がるかも。
また打つ方も逆方向が多く、この日は2回以降、捉えきれませんでしたが、チームとしての徹底力の高さは好きですね。

栗林投手は基本まっすぐとスライダーのコンビネーションですが、切れがあり、三振は11を数えました。カウントを悪くする場面は少なく、安定した投球が出来ますね。この後の強豪相手にどういうピッチングをするか、楽しみです。