4月13日に小牧球場で行われた第1試合、小牧−知立東の観戦記です。
秋に見た時は打線のすごさが印象的だった小牧。
知立東は現チームは初めてでしたが、最近大学球界を沸かせている名大の七原投手の母校。
好ゲームを期待していましたが、延長戦の熱闘となりました。

小牧
00000010200003|6 H11 E1
20000100000001|4 H12 E0
知立東
(延長14回)
小牧
板倉−村松
知立東
平松−成田

投手成績
小牧
板倉(1) 14回 217球 被安打12 四死球4 三振13 失点4
知立東
平松(1) 14回 174球 被安打11 四球3 三振11 失点6

板倉投手は右のスリークォーター。細かいコントロールはなさそうですが、四球で自滅するタイプでもなさそう。まっすぐ系のボールが多く、球威で抑え込むタイプ。延長に入ってからのボールの切れは素晴らしかった。
平松投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。変化球も含めてコントロールがいい。牽制も上手く、完成度の高いピッチャー。首を振る場面が多く、ピッチャーが組み立てていたようですが、ちょっと振りすぎかなとも思いました。

スタメン
小牧
6安藤(11)→3 5高木 9桜井 4篠谷 1板倉 2村松 8宮園(10)→7 7河本→H林耕(17)→7→8米川 3春日井→H柴田(15)→6鬼塚
知立東
7田中 5神谷 6近藤 8岡 1平松 9小島 4松本(11) 2成田 3鳥居

(試合経過)
1回裏、2死2塁から4番岡がレフトへタイムリー。知立東が先制。2死1、2塁から6番小島がタイムリー。2−0
6回表、1死から9番春日井、1番安藤の連打で1,2塁のチャンスを作るも3番4番が倒れ0点。
6回裏、1死2塁から7番松本がタイムリー2ベース。3−0
7回表、1死から5番板倉がまっすぐをレフトへソロホームラン。
9回表、1死満塁から6番村松のショートゴロの間に1点。2死1、3塁からパスボールで同点。
延長戦に突入。
延長14回表、2死満塁から8番林耕が走者一掃タイムリー2ベース。6−3
14回裏、1死満塁から2ゴロの間に1点。
6−4で小牧が競り勝ちました。
終盤までは知立東のペースの試合でした。平松君の出来も素晴らしかったし、ちょっと糸口がない感じでした。ただ、6回くらいから小牧も逆方向のヒットも出だして、少しずつは捉え出したんですけどね。
小牧は中軸には、バントをせずに打たせるスタイル。9回の無死1,2塁でも4番篠谷君だったので送りバントはなし。このあたりの一貫した姿勢は好きです。

お互いに4番が最初の打席のヒット以降なかなか打てず。岡君が最後の3打席が連続三振とノーカンジになったのに対し、延長14回の小牧は4番の篠谷君の2ベースがきっかけ。4番は重要ですね。
そして途中出場の林耕君が決勝3点タイムリー2ベース。どうやら故障していた選手みたいですね。こういう活躍をみるとうれしくなります。

小牧はちょっと雑な部分もありました。初回の2死1,2塁からのタイムリーでのバックホームが高い直接バックホームで2,3塁に。その後抑えたので大事にはいたりませんでしたが、まだ初回なので、塁を進ませないことが大事。
それでも良く追いついて逆転しました。それを引き出したのは小牧の板倉投手の奮闘。終盤の8回以降に三振を8個を奪うピッチングは見事でした。延長でも球威は落ちませんでしたし、スタミナはありそうです。

知立東は9番鳥居選手がすごかった。6打席で3打数3安打2四球1犠打。なんで9番?って思うくらいの活躍でした。
あと、知立東は細かいプレーをしていました。相手の隙をついてディレイドスチールを決めたり、ピッチャーの投げるコースによってセンターが細かく動いていました。9回の守備でも自分たちが裏の攻撃ということで、同点まではOKな位置で外野を守らせたりと、しっかりとした野球をやっているな、と感じました。
夏もまた楽しみです。