4月12日に小牧球場で行われた第3試合、中部大第一−清林館の観戦記です。
打線に力がある中部大第一相手に清林館の好投手、都築投手がどこまで抑えられるかに注目して観戦しました。

中部大第一
001000020|3 H4 E0
000000001|1 H8 E0
清林館

中部大第一
藤本、小栗−曽我
清林館
都築、上田−加藤

投手成績
中部大第一
藤本(1) 6回2/3 84球 被安打2 四球2 三振1 失点0
小栗(6) 2回1/3 45球 被安打6 四球1 三振3 失点1
清林館
都築(1) 8回1/3 132球 被安打4 四球5 三振4 失点3
上田(19) 2/3 7球 被安打0 四球0 三振1 失点0

藤本投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。ボールに切れはありそう。ボールを低めに集めてゴロを打たせるピッチャー。
小栗投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。ここぞの場面でインコースを突けるピッチャー。
都築投手は右のオーバーハンド。細身でフォロースルーが大きいフォーム。まっすぐはそこそこ速い。コントロールがいいのと、カーブの切れがいい。去年の秋に見ています
上田投手は右のスリークォーター。少し背中を見せるフォーム。

スタメン
中部大第一
7橋本 6小栗→1 4姉川 2曽我 5水野 3野沢 9陸浦(13)→H瀧森(20)→9石川 8徳増 1藤本→6
清林館
6富田 8篠原 2加藤 4吉田 7太田 5蟹江 9木村 1都築→1上田(19)→H土田(12) 3藤田

(試合経過)
3回表、2死から1番橋本がライトへソロホームラン。中部大第一が先制。
3回裏、先頭の7番木村がヒットで出塁。送ってチャンスを作るも得点ならず。
7回裏、2死から連続四球で1、2塁となったところでピッチャー交替、小栗。替わった直後に四球で満塁まで行きますが、8番都築をフルカウントから空振り三振に斬って踏ん張ります。1−0 
8回表、1死2、3塁から1番橋本の2点タイムリー。3−0
8回裏、1死満塁のチャンスを作るも4番5番が倒れ0点。
9回表、1死2塁でピッチャー交替、上田。上田がしっかりと抑えます。
9回裏、2死3塁から9番藤田がタイムリー。尚も1番冨田もヒットで続きますが、2番が倒れゲームセット。 
中部大第一が逃げ切りました。
まずは清林館の都築投手が素晴らしかった。中部大第一相手に7回まで2安打。1番の橋本選手2番小栗選手にそれぞれ2本ヒットを許しただけでした。
もともと切れのいいまっすぐを投げていましたが、球威も上がったように感じました。終盤疲れが出たときに四球から2点を失ったので、どう疲れた時に踏ん張るかが今後の鍵になりそうです。
打つ方はヒット8本。ただ8回9回に6本が集中。こればっかりはいい投手に当たれば仕方ない部分もあります。ただ、先頭で出て犠打で送る。1死2塁から進塁打を打つ。このあたりは出来ていたので、あとは運もありますからね。

そこを許さなかった中部大第一の守備は良かった。象徴的だったのは8回1死1,2塁で3番加藤の右中間の当たり、これをセンターが最後飛びついて取れなかったものの、そのプレーで2塁ランナーのスタートが遅れ3塁ストップ。そのイニングの失点を防ぐことになりました。もちろん走塁も上手ければ、でしたが、責められないプレーでした。
そういうやるべきことがきちんと出来ているのが中部大第一。ピッチャーが打たせて取るタイプですので、守備は大事になりますね。

1番の橋本選手の思い切りのいいバッティングは光っていました。彼の活躍が中部大第一の打線の鍵になりそうですね。