4月12日に小牧球場で行われた第2試合、至学館−誠信の観戦記です。
どちらも秋に見ていますが、至学館が一冬越してどこまで自分たちの野球が浸透したかに注目して観戦しました。

至学館
123004|10 H9 E1
000000|0 H3 E1
誠信
(6回コールド)
至学館
安井、吐前、清水−吉村
誠信
荻野、佐藤−市川

投手成績
至学館
安井(1) 5回 69球 被安打3 四球1 三振2 失点0
吐前(10) 2/3 12球 被安打0 死球1 三振1 失点0
清水(18) 1/3 6球 被安打0 四球0 三振1 失点0
誠信
荻野(1) 5回2/3 100球 被安打8 四死球8 三振1 失点10
佐藤(10) 1/3 16球 被安打1 四球1 三振0 失点0

安井投手は右のオーバーハンド。少し後ろで溜めを作ってから投げるフォーム。緩急を駆使し、ゆるいボールを多めに使って、まっすぐを速くみせるタイプ。まっすぐはなかなか。
吐前投手は左のオーバーハンド。秋に見てから体が一回り大きくなった印象で細い感じはなくなったのですが、球威は比例しては伸びていない印象。まっすぐはそこそこ。

萩野投手は右のスリークォーター。秋に見ています。四死球が多すぎてピッチングが苦しくなっていました。まっすぐはぼちぼち。
佐藤投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。

スタメン
至学館
4松田 2吉村 6塚本 5山口 9小林 8松岡 3岩田 1安井→H今井(16)→R吉川(15)→1吐前(10)→1清水(18) 7金田→H早川(11)→7亀山
誠信
6服部 4森内 9茅根 2市川 3大脇 7米倉 8小山 5牧瀬 1荻野→1佐藤(10)

(試合経過)
1回表、1死3塁からサードゴロの間に1点。至学館が先制。
2回表、1死2、3塁から8番安井のスクイズ成功。2死1、3塁からダブルスチール成功。3−0
2回裏、先頭の大脇のヒットを足がかりに、1死1,2塁のチャンスを作るも、2塁ランナーがキャッチャーからの送球でタッチアウトに。チャンスを潰します。
3回表、1死2塁から4番山口がタイムリー3ベース。1死満塁から7番岩田が2点タイムリー。6−0
6回表、1死1、2塁から4番山口がレフトオーバーの2点タイムリー2ベース。2死3塁から6番松岡がタイムリー。ここでピッチャー交替、佐藤。2死1、3塁から代打今井がタイムリー。10−0
6回裏、2死1塁でピッチャー交替、清水。
至学館が6回コールドで勝ちました。
誠信はいいところを探すのが難しい内容。唯一の2回のチャンスもランナーの飛び出しでアウトになったし。
一つ初回にキャッチャーが盗塁を刺したものの、2回はダブルスチールを決められました。この時1塁ランナーをそのまま刺せた気もしたんですけどね。その辺りの連携も含めて、まずは守らないと。
やっぱり先頭バッターの四死球が3度もあってはリズムが作りにくい。このあたりは気を付けてほしいですね。

至学館は秋の初戦を見たころを思うと大分目指す野球が浸透してきているかな?と感じました。
初回の先制点は1死3塁からの内野ゴロでのゴー。ちょっと三遊間よりで体制が悪くなるのを見越してのサードランナーのスタートは見事でした。
2回にはスクイズにダブルスチール。犠打にバスターエンドランなど、色々自在な攻撃が出来るようになってきています。
至学館は打てなくても点を取れる野球を目指している印象。四死球を8つ取ったのも含めて、かなりレベルは上がっていますね。
あとは継投でどこまで失点をなくせるか。劣勢でもそれを跳ね返す野球が出来るか。このあたりが春の注目かなって思います。この後も楽しみですね。