4月12日、小牧球場で行われた第1試合、高蔵寺−安城東の観戦記です。
21世紀枠の愛知代表に選ばれ、1年生大会でも健闘した高蔵寺がどういう試合をするかに注目して観戦しました。

高蔵寺
010130011|7 H12 E0
000000000|0 H7 E1
安城東

高蔵寺
熊谷、井村ー永谷
安城東
杉浦、岡田ー松村

投手成績
高蔵寺
熊谷(1) 7回1/3 94球 被安打7 四死球3 三振4 失点0
井村(6) 1回2/3 12球 被安打0 四球0 三振0 失点0
安城東
杉浦(1) 4回1/3 85球 被安打6 四球4 三振1 失点3
岡田(10) 4回2/3 95球 被安打6 四球5 三振3 失点4

高蔵寺の熊谷投手は初めて見ました。右のスリークォーター。がっしりとした体格で上背もあるピッチャー。まっすぐはそこそこ速い。時々腕が横ぶりになります。高めのボールが多いですが、球威もあるので抑え込んでいました。フィールディングは今一つ。
井村投手は右のオーバーハンド。かなり投げるときにクビが振れるピッチャー。まっすぐはなかなか。ランナーいないときは特にテンポが速い。

安城東の杉浦投手は右のオーバーハンド。長身で上から投げおろすピッチャー。まっすぐはぼちぼち。
岡田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。細身で上背があります。コントロールがばらつき、無駄球が多かった。

スタメン
高蔵寺
3丹下 4戸田 6井村→1 9宮川 7稲森 5東(14) 2永谷 1熊谷→6大山(5) 8毛利(18)→R大門(8)→8
安城東
2松村 6太田 8岩月 3神谷 5澤田→9平岩 9山本→5 4片平 1杉浦→1岡田(10) 7飯島

(試合経過)
1回裏、先頭の松村がヒットで出塁。送ってチャンスを作るも3番4番が倒れ0点。
2回表、2死満塁から1番丹下の打席でワイルドピッチ。3塁ランナーが返り高蔵寺が先制。
3回裏、1死から9番飯島1番松村の連打と2番太田のバントヒットで1死満塁。3番岩月は弱めのショートゴロでしたが、高蔵寺の内野がゲッツーに斬って得点を許しません。
4回表、1死1塁から1番丹下が左中間を破るタイムリー3ベース。2−0
5回表、1死2塁でピッチャー交替、岡田。2死満塁から9番毛利が走者一掃のタイムリー3ベース。5−0
8回表、1死1、3塁から2番戸田のところでスクイズ成功。6−0
8回裏、1死1、2塁でピッチャー交替、井村。5番澤田をゲッツーに斬ってピンチを脱出。6−0
9回表、2死2塁から7番永谷がタイムリー2ベース。7−0
高蔵寺が勝ちました。
高蔵寺のピッチャーはいいとは噂で聞いていましたが、想像以上にいい投手でした。強豪私学のエース格にも引けをとらないピッチャー。高蔵寺は毎年毎年いいピッチャーを作ってきますね。すごいと思います。
内野は良く鍛えられていますし、チームのレベルが高いですね。9番の毛利選手が4打数3安打3打点。9番の打撃じゃなかったです。
4番の宮川君、キャッチャーの永谷君は2年生ですし、今後も楽しみなチームですね。
あと2回の2死1,2塁で9番毛利選手のヒット。たいていのコーチャーがこの場面は回すところなのですが、厳しいとみるやストップ。地味なプレーですが、コーチャーのナイス判断でした。良く練習しているのかな、と思いました。

安城東は1番がキャッチャーの松村君。2安打を放ち、5回の1死1,2塁でも惜しいライトフライ。ものすごい強肩というわけではないのですが、コントロールのいい送球で盗塁を2度刺したし、いい選手ですね。
良く粘っていたのですが、投手の四球が多かった(9つ)。こういうのは減らしていきたいですね。