3月24日に東邦Gで行われた松蔭−同朋の観戦記です。
勝った方が2次T進出となる決定戦。先日の対戦では超打撃戦となりましたが、この試合は一転して投手戦となりました。

松蔭
000000001|1 H8 E3
00001011X|3 H10 E0
同朋

松蔭
安藤、岩永−岡
同朋
小林−森野

投手成績
松蔭
安藤(7) 7回 93球 被安打8 四球1 三振3 失点2
岩永(10) 1回 20球 被安打2 四球1 三振0 失点1
同朋
小林(1) 9回 126球 被安打8 四死球3 三振5 失点1

松蔭の安藤投手は昨年の秋の初戦で見て以来。故障でそれ以来投げられませんでしたが、この春は野手として復帰し、先日の山田戦に復帰登板。この日は先発で7回まで登板しました。
右のオーバーハンド。やや立った投げ方。まっすぐはまぁまぁ。ストライク先行でどんどん追い込めるのが長所。指先の感覚がいいんでしょうね。故障明けで強力打線の同朋にこれだけ投げれれば十分。夏まで時間はないですけど、ケアをしっかりとして、スタミナUPに取り組んでほしい。
小林投手は先日とは別人。コントロールが良く、どんどん追い込んでいけたのが良かった。

スタメン
松蔭
6加藤 4森口 8津山 3池田 9村田 7田村(16) 1安藤(7) 2岡 5田島
同朋
6稲葉 7竹村 9近藤 3布目 4下里 8小島 5音川 1小林 2森野

(試合経過)
1回表、2死から3番津山の3ベース。4番池田が四球を選び、5番村田は6球粘りましたが7球目にセンターフライで倒れ先制ならず。
3回裏、2死から1番稲葉が3ベース。このピンチは2番竹村を投ゴロに抑えてしのぎます。
5回裏、2死から1番稲葉がセンターへヒット。センターが逸らす間にホームイン。同朋が先制。
7回裏、1死1、3塁から代打宮原がタイムリー。2−0
8回裏、1死1、3塁から7番音川がタイムリー。
9回表、先頭の津山がホームラン。最後2死1塁からヒットと死球で満塁まで行きましたが、凡退し試合終了。
同朋が二次進出です。
まずは安藤投手のピッチングが素晴らしかった。あれだけしっかりと投げ込めれば、強い相手にも通用すると思う。体の不安点を無くして、もっと体重をボールに乗せられるようになれば、上でもやれるんじゃないかなって思いました。
松蔭は津山選手が3安打。柵越えのホームランは見事でした。両翼95mで普通のサイズの球場で打った瞬間に入ったと思う当たりでした。公式戦のホームランはうれしいでしょうね。
この日は先頭が出せませんでした。打線は水ものですけどね。この日は投手ということで7番に入った安藤選手を含めてどういう打線を組むかも鍵になりそうですね。

同朋は1番稲葉選手が素晴らしかった。5回の結果ランニングホームランになった打撃は、追い込まれて(1−2)から低めへの変化球を少し泳ぎながらも芯でとらえてセンターへ鋭い当たり。それをセンターが逸らしてしまったのですが、とにかく素晴らしいバットコントロールを披露してくれました。
5番の下里選手も3安打。この2遊間はいい選手ですね。
あとは8回に1死1,3塁で相手が前進守備、1塁手がベースから離れている。そういう状況でもスタートを切らなかったのはちょっと気になりました。終盤で1点でも多く欲しい場面。そういう野球の質を高めていかないと県大会に行けたとしても勝てない気がします。

同朋の稲葉選手はまた見たい選手です。

一度対戦している難しさが出た試合でしたね。その分おもしろかったですけど。