3月10日に横浜球場で行われたスポニチ杯の第2試合、三菱自動車岡崎−東芝の観戦記です。
地元の三菱自動車岡崎がどこまで東芝相手に戦えるかが注目でした。

三菱自動車岡崎
000000120|3 H9 E1
000000000|0 H4 E1
東芝

三菱自動車岡崎
仲井−島仲
東芝
野田、萩野、佐藤−柴原

投手成績
三菱自動車岡崎
仲井 9回 112球 被安打4 四球2 三振6 失点0
東芝
野田 7回0/3 113球 被安打6 四球3 三振4 失点2
荻野 2/3 22球 被安打3 四球0 三振0 失点1
佐藤 1回1/3 24球 被安打0 四球1 三振1 失点0

仲井投手は時習館高校、慶應大出身の24歳。右のオーバーハンド。テイクバックが小さく、ステップも小さい。MAXは138kでしたが、ほとんど135k前後。ストライク先行と絶妙なボール扱いで東芝打線を手玉にとりました。

野田投手は青森山田、日大出身の25歳。MAX140k。
荻野投手は東北高校、東北福祉大出身のルーキー。左のスリークォーター。MAX135k
佐藤投手は東洋大姫路、東洋大出身の23歳。MAX141k。テンポのいいピッチングが光りました。

(試合経過)
4回裏、先頭の松永が2ベースでチャンスを作るも後続が倒れ0点。
6回裏、1死2塁から5番小川の痛烈なピッチャーライナーをグラブで上手く止めるもヒットに。1死1,3塁となるも6番7番が倒れ0点。
7回表、1死2塁から7番桑原がタイムリー2ベース。三菱岡崎が先制。1−0
8回表、無死2塁でピッチャー交替、萩野。無死1、3塁から3番小室の犠牲フライ。1死1、3塁から5番島仲がタイムリー。2死1、2塁でピッチャー交替、佐藤。3−0
三菱自動車岡崎が勝ちました。
仲井投手が4安打完封。
試合は仲井投手のピッチングに尽きます。球速は130k半ばと社会人の右腕としては平均以下。しかし、東芝がまっすぐを狙って打ちにいってポップフライになるシーンも多く、変化球も曲げたり落としたり、ストライク先行で投げることの大切さが良く伝わるピッチングでした。
三菱自動車岡崎は高卒の選手が多いですね。その若い選手が勢いにのった感じもあります。今季は注目度が増しそうですね。
キャッチャーの島仲選手も2安打1打点と光りました。リードも良かったですし、今年22歳とまだ若い。打てる捕手として注目されそうです。

東芝は3番手で投げた佐藤投手が良かったですね。ただ打線が振るわなかったというか、ただ振っていただけに見えてしまいました。
本番の都市対抗までにどこまで上げてくるかが注目です。