12月1日に愛工大Gで行われた東学大−名産大の観戦記です。
2部同士の強化リーグ。しかし来年の2部のレベルの高さを感じさせる投手陣の投球が見られました。

東学大
0000000203|5 H4 E2
0000110000|2 H6 E1
名産大
(延長10回タイブレーク)

投手成績
東学大
竹中 3回 31球 被安打1 死球1 三振2 失点0
高橋昌 2回 34球 被安打1 四死球2 三振1 失点1
工藤 4回2/3 76球 被安打4 四球2 三振4 失点1
名産大
西澤 9回2/3 116球 被安打4 四球3 三振6 失点5
竹中投手は右のアンダーに近いサイドハンド。東邦出身の1年生。高校時代に見て以来。まっすぐはなかなか。変化球が手元で曲がるので捉えにくいピッチャーです。
高橋昌投手は右のスリークォーター。大府東出身の2年生。まっすぐはなかなか。
工藤投手は右のオーバーハンド。かなり上から投げる力投型。まっすぐはまぁまぁ速い。タテ割れのカーブを投げます。長久手出身の1年生。高校時代に見ていました
西澤投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。まっすぐが浮く場面も多くあったのですが、それが逆に高低を使うことに繋がっていた印象。カーブが良かった。阪南大高校出身の1年生。

スタメン
東学大
8本澤 7影山 4高橋佑 3藤田 D中村 9松田 5久米 2尾川 6増田寛
名産大
2中川 6菅野 8山田 5大原 D真島 3石橋 4藤島 7岡島 9小野田

(試合経過)
5回裏、1死1、3塁から8番岡島がタイムリー。名産大が先制。
6回裏、3番山田が左中間を破る3ベース。中継乱れを突き、そのままホームイン。2−0
8回表、1死2、3塁からワイルドピッチで1点。1死1、3塁から9番増田寛がタイムリー。同点。
延長タイブレーク突入。
10回表、2死満塁から3番高橋佑が2点タイムリー。センター弾く間に1塁ランナーもホームイン。5−2
東学大がそのまま勝ちました。

名産大のピッチャー、西澤投手が7回まで1安打ピッチング。ほぼ完璧に東学大打線を抑えていました。最終的にタイブレークに破れましたが、1試合を投げ切りました。この時期で他の投手を試すことなく、投げさせたということは相当期待されているということでしょうね。来年以降の活躍も楽しみです。

その西澤投手を崩したのは、東学大の6番松田選手の走塁でした。8回表、1死1塁からエンドランを仕掛けた際、センター前の当たり、結構判断が難しい当たりだったのですが、落ちると見極めて3塁を陥れます。そこからワイルドピッチでの生還もキャッチャーが一瞬見失った隙を見逃さなかった。春日丘出身の1年生です。

東学大のピッチャーも力のあるピッチャーばかりでした。竹中投手は東邦で主戦だったピッチャーなので有名ですけど、その後投げた公立出身の高橋昌投手、工藤投手もなかなか。

東学大は選手番号が3ケタの選手もざら。競争も大変ですね。なかなか2部から上がれませんが、来年はここを突き破ってほしいですね。