11月11日に瑞穂球場で行われた2部3部の入替戦、愛知学泉大−名古屋学院大の観戦記です。
名院大先勝で迎え、1日雨で開いて行われた第2戦。学泉大が2部の意地を見せられるかに注目して観戦しました。

学泉大
200000101|4 H12 E2
20100300X|6 H7 E1
名院大

学泉大
本山、片山−南崎、佐藤
名院大
中野、柏谷、小阪−谷岡、田邊

投手成績
学泉大
本山 6回 94球 被安打7 四球4 三振5 失点6
片山 2回 40球 被安打0 四死球3 三振2 失点0
名院大
中野 6回0/3 91球 被安打9 四球1 三振4 失点3
柏谷 2回 29球 被安打1 四死球2 三振4 失点0
小阪 1回 24球 被安打2 死球1 三振3 失点1

本山投手は第1戦に続いての登板。かなり上から投げおろす右腕。まっすぐはまぁまぁ速い。
片山投手は右のオーバーハンド。碧南工出身の3年生。去年の春の入替戦で見ています。やわらかい腕の振りが特徴で、まっすぐの振り遅れが多い。まっすぐはまぁまぁ速い。
中野投手は小松高校出身の1年生。春の入替戦で見ています。立ち上がりは変化球が甘かったですが、徐々に落ち着いていき、緩急も使えるようになりました。
柏谷投手は第1戦に続いて登板。まっすぐの切れが良かった。
小阪投手は右のスリークォーター。こちらも第1戦に続いての登板。

スタメン
学泉大
8神谷 3輿那覇 5竹尾 D矢田 9永山 7山添 2南崎 6藤浪 4松下 P本山
名院大
8清水 4室谷 D平谷 3長棟 9村岡 7宮林 6三木 5小牟田 2谷岡 P中野

(試合経過)
1回表、1死満塁から5番永山がレフトへタイムリー。2死満塁から7番南崎の初球にキャッチャー弾いてボールを見失う隙にランナーホームイン。学泉大が2点先制。
1回裏、2死1、2塁から5番村岡がセンターオーバーの2点タイムリー3ベース。すかさず同点。
3回裏、1死2、3塁から4番長棟の1塁横、詰まったハーフライナーを横っ飛びも取れずタイムリー。名院大が勝ち越し。3−2
6回裏、2死満塁から2番室谷が走者一掃のタイムリー3ベース。6−2
7回表、無死1、3塁でピッチャー交替、柏谷。2番輿那覇のポテンヒットタイムリー。6−3。尚も死球を挟んで無死満塁となりますが、ここで柏谷が三振とセカンドゴロゲッツーに斬ってピンチを脱します。
9回表、2死3塁から代打伊藤がタイムリー。最後2死満塁まで攻めるも最後は三振。名院大が2部復帰を決めました。
力の違いはほとんどなかった。ただ、名院大にツキがあって学泉大にツキがなかった。その分点差が開いた印象。

勝敗を分けたのは6回裏の満塁での室谷選手の走者一掃の1打と、7回表の学泉大の無死満塁からの4番5番の凡退。この攻防が大きかった。

打のヒーローは2番室谷選手。犠打1にエラーでの出塁を含めて4打席で出塁。勝負を決めるタイムリー3ベース。見事でした。
投のヒーローは柏谷投手。7回に登板後、タイムリーを浴びるもこれはポテンヒット。その後の無死満塁からのピッチングは素晴らしかった。
名院大は積極的な走塁も光りました。5回に無死1塁からのバントエンドランで1塁ランナーが3塁を陥れた場面は素晴らしかった。結果的に点は入らなかったものの、面白い攻撃でした。

学泉大は最後の9回、2死から1点を奪い、尚も2死満塁まで攻めました。素晴らしい粘り。来年のチームに活かしたいですね。
投手は来年残る投手も多いし、3部では力は抜けていると思います。どこまで入替戦に向けて力を蓄えられるか。1季での再昇格に向けて頑張ってほしいです。