11月4日に瑞穂球場で行われた、明治神宮大会3連盟代表決定戦、中部学院大−中京大の決勝戦です。
勝った方が全国、神宮が待つ試合。好ゲームを期待して観戦しました。

中部学院大
010000031|5 H12 E0
000000000|0 H4 E0
中京大

中部学院大
斎藤−井上
中京大
岡部、清水、野松−飯田

投手成績
中部学院大
斎藤 9回 150球 被安打4 四死球5 三振7 失点0
中京大
岡部 7回 92球 被安打6 四死球2 三振6 失点1
清水 1回2/3 29球 被安打6 四球1 三振1 失点4
野松 1/3 4球 被安打0 四球0 三振1 失点0

斎藤投手は左のオーバーハンド。春に一度見ています。まっすぐはかなり速い。ボールが先行して球数は多くなりましたが、球威は最後までありました。
岡部投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。切れは普段通りありました。
清水投手は前日からの連投の影響か、球威が本来のものではありませんでした。
野松投手は右のスリークォーター。高校時代の最後はアンダーハンドになっていましたが、大学では元々のスリークォーターに戻っていました。球威が大幅に上がって素晴らしいボールを投げていました。

スタメン
中部学院大
7松田 6藤田 8野間 3杉島 9上西 5大杉 4武田 2井上 1斎藤
中京大
6山中 7丸井 9川本 3鈴木孝 8辻 4大野 2飯田 1岡部 5村田

(試合経過)
2回表、1死2塁から7番武田がタイムリー2ベース。中部学院大が先制。
7回裏、2死から7番飯田、代打鈴木広の連打でチャンスを作るも9番村田が三振で同点ならず。
8回表、1死1、2塁から4番杉島がレフトへ3ランホームラン。4−0
9回表、2死2、3塁から3番野間がタイムリー。ここでピッチャー交替、野松。5−0
中部学院大が勝ち、神宮行きを決めました。

1回の表裏の攻防を見た時に、これは中京は点を取るのが大変だから、岡部投手がどこまで0で踏ん張るかが試合のカギだな、と思ったのですが、その直後に中部学院が得点。その1点が重い試合となりました。

正直8回の杉島選手の3ランで勝負ありになりましたが、そこまでの試合でも中部学院が試合をコントロールしていました。それぐらい強いチームだったと思います。
杉島君は2008年に市岐商が甲子園初勝利を挙げた時の4番でしたね。懐かしい。今度も初の秋の神宮になります。暴れてきてほしいですね。
プロ注と言われる3番野間選手も3安打。バットコントロールは非凡なものを感じました。

中京大は岡部投手が1点で粘り、終盤はエースの清水投手に託すも、その清水投手が打たれ終戦。
しかし、替えるタイミングもここしかない展開でしたし、清水投手で負けたのは仕方ない、と思ったのでは?この2人で勝ちぬいたし、清水投手の好投がなければ、昇格即優勝はなかったでしょうし。

中京大はスタメンのうち4年生は山中選手ら2人だけ。ほとんどは2年生中心。4番の鈴木孝選手は2安打を放ち、意地を見せました。エースの清水投手は抜けますが、岡部投手が残ります。それから最後に投げた野松投手も素晴らしいボールを投げていました。この両投手も2年生と1年生。
しばらくは中京の時代が続くかも、と思えるくらい戦力はいます。これが続くように、来年期待したいですね。

中部学院大はかなり地力の高いチーム。明治神宮大会は関西学院大と初戦。勝つと桐蔭横浜大と。厳しい相手が続きますが、一つでも勝てるように頑張ってほしいです。