11月3日に熱田球場で行われた市内県立大会決勝戦、緑丘商−瑞陵の観戦記です。
名南工、天白を破って決勝に勝ち進んだ緑丘商がどんなチームか、楽しみにして観戦しました。

緑丘商
021000130|7 H13 E5
000104111|8 H12 E2
瑞陵

投手成績
緑商
安井(1) 6回1/3 105球 被安打10 死球1 三振0 失点7
大塚(5) 2回 39球 被安打2 四球3 三振0 失点1
瑞陵
織田(18) 3回0/3 51球 被安打6 四球0 三振2 失点3
田組(1) 6回 100球 被安打7 四球6 三振2 失点4

安井投手は左のオーバーハンド。上背はそんなにないですが、投げっぷりのいいピッチャー。まっすぐはぼちぼち。コントロールも安定しているので、大崩れのないピッチャーですね。
大塚投手は右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。急なマウンドで少しかわいそうでした。
織田投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。追い込むまでは良かったのですが勝負球が甘く、苦しいピッチングに。
田組投手は右のスリークォーター。まっすぐはそこそこ。ちょっと四球が多く、苦しいピッチングでしたが、ピンチで良く踏ん張りました。

スタメン
緑商
3渡邉 9山本 7高岡 2原 4臼田 6西 1安井 8酒井 5大塚
瑞陵
8坂井 4北川 9安藤 5田組(1) 7加藤 3橋部 1織田(18) 2新矢 6高吉(10)

(試合経過)
2回表、2死1、3塁から8番酒井がレフトオーバー2点タイムリー2ベース。緑商が2点先制。
2回裏、無死1塁から7番織田が3塁へ犠打を決める。この時ベースカバーが空いてランナーが3塁を狙うも、タッチアウト。アウトにはなりましたが、積極的な走塁は良かった。
3回表、2死3塁から3番高岡がタイムリー。3−0
4回表、無死1塁でピッチャー交替、田組。
4回裏、1死3塁から5番加藤のショートゴロの間に1点。3−1
6回裏、無死1、3塁から4番田組が右中間を破る同点タイムリー3ベース。続く5番加藤が逆転タイムリー2ベース。さらに6番橋部がヒットで繋ぎ無死1、3塁となったところでピッチャー交替、大塚。7番坪井がスクイズを決めます。5−3。尚も2死満塁まで攻めますが、2番が倒れ追加点はならず。
7回表、1死1、3塁から2番山本がタイムリー。5−4。3番高岡もヒットで1死満塁。4番原を迎えますが、ここはセカンドゴロに打ち取ってゲッツー。なんとか瑞陵が踏ん張ります。
7回裏、2死1塁から6番橋部がセンターオーバータイムリー3ベース。6−4
8回表、1死満塁から9番大塚に押し出し四球。1番渡邊が犠牲フライ。2死1、2塁から2番山本がレフトへタイムリー。緑商が逆転。7−6。
8回裏、2死3塁から2番北川のサード内野安打で同点。
9回裏、1死2塁から5番加藤がヒット。センターからの返球をキャッチャーが逸らし、サヨナラ。瑞陵が優勝しました。

5回までは緑商ペースで試合が進みましたが、終盤は逆転につぐ逆転で面白い試合となりました。

まずは緑商の力強い打撃に目がいきました。特に目立ったのが4番の原君と8番の酒井君。打球が強かった。8番の酒井君はなんで8番なんだろう、と思うくらいでした。
緑商は全体的に体が大きい選手が多く、公立っぽくない感じがしました。バッテリーが良く、特にキャッチャーの原選手は、肩も強く、取ってからが速い。一度、盗塁を刺した場面では、左バッターで、バッターの後ろを通るような変化球を取って2塁に送球してアウトに。信じられないプレーでした。スタートが悪かったとか思わなかったし。

緑商はちょっとミスが多かったです。いいプレーもあったのですが。8回裏の2死3塁で、相手のバッターが俊足の2番でしたが、内野守備位置は後ろに。1塁でアウトにしようと思ったらもう少し前にいないといけなかった。このあたりはベンチワークにもなりますが、野球の質を上げていきたいところ。

なんとなく、素質のある選手が素質を活かしてプレーはしているものの、まだまだ磨けると感じたチームでした。冬にしっかりと実力UPを図ってほしいですね。

瑞陵は質の高いプレーが多い印象でした。2回の相手の隙を突く走塁はアウトにはなりましたが紙一重でしたし、7回に相手の強肩でアウトになった直後のランナーでスタートを切ってのエンドラン。結果タイムリー3ベースでしたが、良くスタートを切りました。
6回の先頭からの5連打は全員がセンターから逆方向。こういう意思統一が出来るあたりは意識が高いチームだなと思います。

あと、しびれた場面は7回表の1死満塁での4番原選手の場面。ここまで3打席はいい打球を打っていて怖いバッター。どういう配球をするか注目していました。
1球目はボールから入り、2ボール1ストライクからファールで平行カウントに。ここで外に落とすかな?と思いましたが、選択したのはインコースのまっすぐ。上手く詰まらせてゲッツーに。要求したキャッチャーも良かったですし、投げ切った田組投手も素晴らしかった。

8回表の逆転打はレフトは刺さなきゃいけないプレー。1点を争う場面でのプレー。焦るのは当然ですけどね。そこで落ち着いたプレーをいかにするか。難しいですけど。

力は五分五分でした。鍛えられたチームVS素質の高いチームと対照的で余計に面白かった。瑞陵は2年ぶりの優勝。おめでとうございます。

両チームとも、冬を越えてまた見たいチームですね。