10月19日に刈谷球場で行われた第2試合、豊川−常葉橘の観戦記です。
個人的には愛知県で一番力があると思っている豊川に対し、常葉橘がどういう力で対抗してくるかに注目して観戦しました。

豊川
003003000|6 H8 E0
010102000|4 H10 E4 
常葉橘

豊川
田中−氷見
常葉橘
木村−内野

投手成績
豊川
田中(1) 9回 121球 被安打10 四死球4 三振8 失点4
常葉橘
木村(1) 9回 138球 被安打8 四死球7 三振6 失点6

田中投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか速い。カットかな?なかなか切れが良かった。
木村投手も右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか速い。タテスラが特徴あるピッチャー。

スタメン
豊川
5中村 8杉浦 2氷見 6高桑 3伊藤 7山田大(13) 9武市 1田中 4島
常葉橘
3河島 4道場 1木村 7池谷 5小野寺 9塩津 2内野 8長尾 6浅場

(試合経過)
1回表、1死1,2塁。2回表に無死1,2塁と豊川はチャンスを作るもバント失敗も絡んでゲッツーでチャンスを潰す。
2回裏、1死から、5番小野寺6番塩津7番内野の3連打で1点。常葉橘が先制。
3回表、2死2、3塁から4番高桑がレフトへ2点タイムリー2ベース。豊川が逆転。2死3塁からワイルドピッチ。3−1
4回裏、2死1、2塁から7番内野がタイムリー。3−2
6回表、1死1、2塁からサードゴロ、ゲッツーを狙って2塁からの転送が送球エラーに。2塁ランナーホームイン。2死満塁からサードのタイムリーエラー。更に押し出し四球で加点。6−2
6回裏、2死1、2塁から7番内野が2点タイムリー3ベース。6−4
9回裏、2死満塁と常葉橘が最後まで攻めますが、3番木村が三振に倒れ試合終了。
豊川がなんとか逃げ切りました。

結局常葉橘の木村投手は6失点も自責点は0。ということでミスがなければ・・・という試合になってしまいました。

豊川の田中投手は出来はいい方だと思いました。ただその田中投手の速球をしっかりと捉えてしばしば外野の頭を越した常葉橘打線恐るべし、と思いました。ほんとに打線は強かった。
でもそんな中、得点を許した後にしっかりと抑えた投球は良かった。
後はリード面。ちょっと氷見捕手のリードが単調に感じる場面があった。死球もあって内が攻めにくいとかはあったと思いますが、高めのボール球を使うなど、まだボールが投げられる場面でのリードを工夫出来れば、と思います。
打線では4番の高桑選手の3回の逆転タイムリーが大きかった。1回2回とチャンスを逃し、3回ももらったチャンスで2死になった後の打席でした。ここでひっくり返したのは大きい。それから5番伊藤選手は県大会では出ていなかった1年生。その選手が抜擢に応え3安打2四死球の全打席出塁。見事でした。

常葉橘は内野のミスが多かった。それが2イニングに集中したし。ピッチャーも四死球が多い。結局そのせいで流れに乗れませんでした。
目立ったのは7番キャッチャーの内野君。3安打4打点とチームの全打点をたたき出しました。最後のライナーもあたりは良かったし。
しかし力のあるチームでした。課題ははっきり見える試合になりましたので、ミスをなくすことと、ミスの連鎖を無くせるようにしていってほしいですね。

豊川はミスをしなくなってきました。あとは土壇場での落ち着き。初の甲子園のかかる次の試合はプレッシャーもすごいでしょうけど、乗り越えてほしいです。