10月14日に愛知学院Gで行われた名城大−愛知大の観戦記です。
1勝1敗で迎えた3回戦。愛大は勝てば入替戦回避。名城大は勝てば2位の可能性を来週に残せる大事な試合。ただ、愛大のがやはり必死さは上回っているかなって試合を見ていて感じました。

名城大
000100200|3 H14 E2
30101030X|8 H10 E1
愛知大

投手成績
名城大
森田 2/3 19球 被安打2 四球1 三振0 失点3
加藤 1/3 4球 被安打0 四球0 三振0 失点0
水谷 4回1/3 62球 被安打7 四球0 三振1 失点2
河野 1回1/3 28球 被安打1 四球4 三振0 失点3
足立 1回1/3 15球 被安打0 四球0 三振1 失点0
愛知大
水越 9回 124球 被安打14 四球0 三振7 失点3

スタメン
名城大
8近藤 4阿部 5牧内 3黒澤 9犬飼 2小塚 D倉知 7岩瀬 6野田賢
愛知大
7松本拓 4倉地 5土方 2松本道 D安藤 8長江 9後藤 3太田 6知原

(試合経過)
1回裏、1死2、3塁から4番松本がタイムリー。更に5番安藤のセカンドゴロをファンブルして1塁しかアウトに出来ず、3塁ランナーホームイン。さらに6番長江のポテンヒットタイムリー。ここでピッチャー交替加藤。3−0
2回表、2死2塁から9番野田賢のヒットでランナーがホームに突くもタッチアウト。
3回裏、1死2塁から4番松本のタイムリー。4−0
4回表、2死1塁から7番のレフト前の当たりを突っ込んで逸らしタイムリー3ベース。4−1
5回裏、2死2塁から5番安藤のタイムリー3ベース。5−1
6回裏、1死2塁でピッチャー交替、河野。1死1,2塁からバントがキャッチャー前に転がりゲッツーに。
7回表、2死1塁から3番牧内のタイムリー3ベース。4番黒澤のレフト前タイムリー2ベース。5−3
7回裏、1死から3連続四球。6番長江のセンターへのいい当たりをセンターの近藤が飛び込んでファインプレーでアウトに。しかし2塁ランナーが飛び出しているも、ボールが手に付かずゲッツーにするチャンスを逃す。その直後、2死満塁から7番後藤の走者一掃タイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、足立。8−3
愛大が勝ち、入れ替え戦回避を決めました。

愛大はこの3試合、湿っていた打線にようやく火が付きました。ただ、やっぱり投手陣は森投手の故障で苦しい。
そんな中、3連投できついながらも、水越投手が良く踏ん張りました。これに尽きます。序盤は力が入りすぎている感じがしましたが、点数をもらってからは徐々に本来の力みの抜けたフォームで投げれていました。
4番松本道選手もさすがです。先制タイムリーに3回には追加点となるタイムリー。ただ、3回のは3塁ベースコーチのナイス判断でタイムリーにした印象でした。結構判断しにくい当たりだったんですけどね。

名城大は点数が結構あるなかでも1点ずつ返すためにバントをする戦術でした。愛大に相当プレッシャーがかかっていたから、そこに付け入る作戦だったのかなって思います。ただ、バントミスで楽にしていましたし、消極的といえば消極的。強気でガンガン来られる方が愛大は嫌だったんじゃないなかなぁ。

河野投手が心配。秋に最初に見た時は大分良くなったかな?と思ったのですが、この日はコントロールが定まらず。ボールのスピードはあるものの、変化球は決まらず、ばらつくまっすぐに頼るしかない。結果、満塁でまっすぐに合わされて走者一掃。1年時の輝きを取り戻してほしいのですが・・・。

とにかく春優勝しながら、エースが1人欠けるとこうなるっていう証明となった愛大。来年に向けて、3年生以下のピッチャーの整備をしっかりしてほしいですね。