7月22日に小牧球場で行われた第2試合、名城大附−誠信の観戦記です。
普段は上位を伺う両校ですが、現チームはどちらもあまり勝てなかった印象があります。僕はどちらも初見でした。
どんな力を持ったチームかを見極めながらの観戦となりました。

名城大附
111002000|5 H14 E1
031000000|4 H11 E1
誠信

名城大附
太田、丸井、太田−安藤
誠信
阿部、山内、森−荻野
投手成績
名城大附
太田(1) 7回 84球 被安打9 四死球2 三振7 失点4
丸井(16) 2回 34球 被安打2 四球0 三振3 失点0
誠信
阿部(1) 1/3 16球 被安打2 四死球2 三振0 失点1
山内(11) 2回1/3 38球 被安打3 四球2 三振0 失点2
森(10) 6回1/3 92球 被安打9 四球2 三振5 失点2
名城大附の太田投手は右のスリークォーター。調べたら1年生の時に見たことがありました。まっすぐはなかなか。6回からの再登板からボールが低めに集まって良くなりました。
丸井投手は右のオーバーハンド。上から投げおろすピッチャー。まっすぐはぼちぼち。
阿部投手は左のオーバーハンド。テイクバックを上で固定して投げるピッチャー。まっすぐはそんなに速くない。
山内投手も左のオーバーハンド。テイクバックが大きいフォーム。まっすぐはあんまり速くない。
森投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。力投型のピッチャー。

スタメン
名城大附
4伊藤 9河合 6遠藤 2安藤 5鈴木隼 8清水 3水野 7阿野 1太田
誠信
7富依 6服部(16) 8松田 3萱野 9小泉 2市川 4野呂 1阿部 5荻野

(試合経過)
1回表、1死1、3塁から4番安藤がタイムリー。名城大付が先制。さらに死球を与えて1死満塁となったところでピッチャー交替、山内。替わった山内が6番7番を抑えて1点で食い止める。
2回表、1死3塁からワイルドピッチで1点。2−0
2回裏、2死満塁から2番服部がライトオーバーの走者一掃のタイムリー2ベース。逆転。3−2
3回表、2死満塁から押し出し四球で同点。ここでピッチャー交替、森。後続は断つも同点。3−3
3回裏、無死3塁から5番小泉がタイムリー内野安打。4−3
4回裏、2死1,2塁、5回裏、2死満塁と苦しいピッチングも丸井投手がなんとか抑える。
6回表、2死1,2塁でここまで3打数3安打の4番安藤を迎えるも、誠信は敬遠気味にあるかせ満塁とし、5番勝負を選びます。ここで名城大附も代打鈴木清を送り、期待に応えて逆転2点タイムリー。5−4
7回表、先頭の横井が右中間を破る長打も3塁を狙ってタッチアウト。その後ヒットが2本出るもったいない展開。
9回裏、先頭の3番松田がヒットで出塁。4番の萱野のところで、エンドランを仕掛けるも、ピッチャー正面への強いゴロでゲッツーに。2死無走者から5番小泉が2ベース。最後は三振でゲームセット。
名城大付が逃げ切りました。

序盤と終盤で試合が全く違う展開になりました。終盤は1点をめぐる攻防。
誠信は最終回がタラレバ展開・・・。4番にバントを指示しなかったのは別に間違いじゃないと思うのですが・・・。ツキもなかったですね。
3回に勝ち越したあと、さらに1死2塁のチャンスで名城大附のライト河合選手のナイスプレーが2つ出て阻まれたのが痛かった。4回5回で追加点も奪えなかったし。

で、6回に2死1,2塁で4番を敬遠。これもなー。シングルならOKで勝負しても良かったと思いました。まだ中盤でしたし。ただ、これもタラレバ。ここは代打で勝負をかけて、そこで打った鈴木清選手が見事だったと思います。

名城大附は7回に先頭の横井選手が長打を打ちながら3塁憤死。ちょっともったいなかった。試合に出て最初の打席だったし、喜びすぎちゃったかな?まぁ仕方ないですけどね。

再登板の太田投手が別人のような投球。で、審判さんが途中からゾーンが広がって、それを上手く利用して抑えた印象でした。というかこれが本来のピッチングだったのかな?

4番の安藤選手はさすがに1年生の夏から出ているだけあって、別格の打撃を見せてくれました。

名城大附は割と積極的に選手を替えてくるのですが、気になったのはライトでいいプレーをした河合選手をその直後にチャンスでもないのに代打を出したこと。運を持った、いい流れをもった選手を替えるのってどうかなーと思いました。まぁ選手起用は外からは分かりませんが。もったいない運用に思いました。

名城大附は競り合いをしのいだことを次に活かしたいですね。西尾東は好調のようですし、去年夏を勝ち進んだ経験があるので、厳しい戦いになりそうです。