7月21日に豊田球場で行われた安城東−中京大中京の観戦記です。
安城東の本田投手がいいという話は聞いたのですが、これまで見る機会がなかったので、中京大中京相手にどういう試合をするかに注目して観戦しました。
中京については、夏に向けてどこまで力を付けることが出来たかに注目しました。

安城東
000000000|0 H4 E2
20011002X|6 H6 E1
中京大中京

安城東
本田−鈴木一
中京大中京
真田−本多
投手成績
安城東
本田(1) 8回 149球 被安打6 四死球9 三振3 失点6
中京大中京
真田(1) 9回 105球 被安打4 死球1 三振10 失点0
本田投手は左のオーバーハンド。スムーズなフォーム。まっすぐはMAX133k。変化球が決まらずに苦しいピッチングになりましたが、ボールに力はありました。
真田投手は右のオーバーハンド。腕はしっかり振っていますが、やや見やすそうなフォームかな?コントロールはいい。まっすぐはなかなか。

スタメン
安城東
6太田 8濱田 1本田 7駒田 5鈴木崇 3富田 4片平 2鈴木一 9山本
中京大中京
8清水 6石田賢(14) 5小林 7山下 3前畑 4山本 9白井 2本多 1真田

(試合経過)
1回表、1死から死球とヒットで1,2塁とするも、4番5番が連続三振で先制ならず。
1回裏、先頭のショートゴロをエラー。2番に四球の後、送りバントで1死2、3塁とし、4番山下が3遊間を破る2点タイムリー。中京大中京が2点を先制。
2回表、先頭の富田が2ベース。送って1死3塁のチャンスも8番9番が倒れ得点ならず。
4回裏、2死1、2塁からレフト前のフライをグラブに当てながら捕れず、記録タイムリー2ベース。3−0
5回裏、無死1、3塁から5番前畑の犠牲フライ。4−0
8回裏、2死1、2塁から3番小林4番山下の連続タイムリー。6−0
そのまま中京大中京が勝ちました。

安城東はミスが得点につながった。1回は先頭バッターをエラーで出塁し次のバッターに四球。
4回は四死球のランナーを2人置いて、レフトは取れた当たり。一瞬レフト下がったんですよね。その分追いつけなかった。記録はヒットですけど・・・。
5回は先頭のヒットのあと、ワイルドピッチで一気に3塁へ。
8回も四球2つのランナー。
四死球やエラーのランナーは点になっちゃいますよね。それでも余分な点は与えなかったし、ヒット6本に抑えたのは本田投手に力があったからですが・・・。
なにより打線が打てなかった。序盤は捉えられそうだったのですが・・・。そこで1点を取れなかったので立ち直らせてしまいましたね。打線でもう少し本田投手を助けられたら・・・。

中京大中京はどこまで振れるようになっているかに注目しました。
秋や春に比べれば、スイングに力強さが出てきた印象はあります。ただ、まだものにしている選手が少ない印象。3番小林選手4番山下選手は振れてましたね。これが試合を重ねて良くなってくればいいのですが。
気になったのはすぐに打席を外すこと。途中主審の祢宜田さんに注意されていましたが・・・。そういうのは名電や東邦が多くて中京は少ないイメージだったんですけどね。気になりました。

祢宜田さんの狭めゾーンも中京には有利だったかな?四球を取れたし、本田投手は苦しみました。真田投手はコントロールに苦しむピッチャーじゃないですしね。
しかし、真田投手は中京らしい、ボールを集めて打たせて取るピッチャーでした。ただ、この球威でどこまで強豪に渡り合えるのか。守備はいいので、ある程度はいいと思うのですけどね。
あと、最終回に1イニングでも他のピッチャーを投げさせなかったのは疑問です。真田投手1人で行くのは厳しいと思うので、少しでも雰囲気を味あわせておくべきだったように思うのですが。

この1戦だけで中京大中京を図るのは難しいかな?ただ圧倒する力は感じなかったのは事実。この先どうなるか、注目したいところです。

本田投手は是非上で見たいピッチャーです。頑張ってほしいですね。