7月14日に熱田球場で行われた第2試合、安城−松蔭の観戦記です。
杜若を破った勢いで勝ち進みたい松蔭。前の試合は出来すぎの感もあったので、どこまで実力で戦えるかに注目して観戦しました。

安城
010000210|4 H11 E7
10010212X|7 H12 E1
松蔭

安城 
小畑−牧原
松蔭
生川−森
投手成績
安城
小畑(1) 8回 139球 被安打12 四死球5 三振6 失点7
松蔭
生川(1) 9回 128球 被安打11 四死球5 三振4 失点4
小畑投手は右のオーバーハンド。ひじをたたんで投げるフォーム。体格はしっかりしている。まっすぐはぼちぼち。
生川投手は右のサイドハンド。前回に比べるとまっすぐのコントロールに苦しみました。

スタメン
安城
8斉藤 2牧原 4山中 7宮崎 6武田 9山田 3小松 1小畑 5廣瀬
松蔭
6秋田 4森口 7坂口 9大西 5中村 1生川 8久保山 3梶野 2森

(試合経過)
1回表、先頭の斉藤のショート後方のフライをレフトとお見合い。嫌な形で先頭を出し、犠打で1死2塁となるも、後続を断って0点で立ち上がります。
1回裏、先頭の秋田はショート正面の当たりでしたが、打球がイレギュラーしレフトへ抜けてヒットに。その後2死1、2塁となり5番中村がタイムリー。松蔭が先制。
2回表、先頭打者が打撃妨害で出塁。2死2塁から9番廣瀬がセンターオーバーのタイムリー3ベース。同点。
4回裏、エラー2つと四球で1死満塁から2番森口の2球目にスクイズを外そうとしてワイルドピッチとなり1点。尚も死球で満塁となるも、3番4番が倒れ1点どまり。2−1
6回裏、無死2、3塁から2番森口のところでスリーバントスクイズ成功。(打者走者エラーで出塁。)さらに無死1、3塁から3番坂口がタイムリー。この時1塁ランナーが3塁狙ってアウト。4番大西のゲッツーで嫌な形でこの回が終わる。4−1
7回表、1死1、3塁で2番牧原が1塁ランナースタートのエンドランでタイムリー。中継乱れて1塁ランナーもホームイン。2死2塁から4番宮崎はレフトへいい当たりも正面でラッキーなレフトフライ。4−3
7回裏、イレギュラー、3塁ベースに当たるヒット、ショートのエラーで満塁。2死満塁から1番秋田がタイムリー。5−3
8回表、2死2塁から8番小畑がライトへタイムリー。5−4
8回裏、2死1、2塁から7番久保山が2点タイムリー2ベース。7−4
松蔭が勝ちました。
松蔭はとにかく球運が強かった。

最初の1番秋田のショートゴロがイレギュラーをしてレフトへ。全てはここから始まった印象。
安城のショートが都合エラーを4つやったのですが、イレギュラーを嫌がって無理に前で捌こうとして弾くパターンが多かった。ショートをやっているし、動きとか見ても本来は上手い選手だと思うのですが・・・。7回の松蔭なんてイレギュラーに3塁ゴロがベースに当たり、ショートのエラー。まともなランナーがいないのですからね。
逆に安城の7回のあわや同点、の当たりはレフトへ。レフトがその前に足がつって、あまり動けない状況だったのですが、その立っていたところにボールが飛びレフトフライに。安城側からしたら、恨みごとを言いたくなるくらいの運の無さでした。

松蔭は勝ちましたがミスも多かった。お見合い(1回)、打撃妨害(2回)、中継ミス(7回)、外野返球が高く逸れて生還(8回)。攻撃面でもバント失敗などもありました。とにかくミスに付け込んでくるのが強いチーム。春日丘はきちんとした野球が出来るチームなので、こういうミスを減らしていきたい。

生川投手は前回に比べれば苦しいピッチングでしたし、7回以降はばてていました。それでも最後まで投げ切って勝ったのは大きな経験。次は失うものはない相手ですので、思い切って投げてほしい。

安城も粘りは素晴らしかった。一度でもリード出来れば全く展開は違ったのでしょうが・・・。小畑投手は粘り強く投げていました。ピッチャー含め先発メンバーの中に2年生が5人。この悔しさを新チームで爆発させてほしいです。

あと、一つおかしな判定がありました。7回裏、2死満塁で2番森口が空振り三振。しかしボールはキャッチャーが取れずにバックネットへ。バッターランナーは1塁へ振り逃げで走りセーフに。3塁ランナーもホームイン。審判はストライクスリーの判定だけでしたが、結局その後、バッターアウトの判定に。空振りしたあとにバッターに当たったという判定だったようですが・・・。それならその時点でボールデッドだしそんなそぶりはなにもなし。結局なにでアウトになったか分からず。空振りしたの、外角低めの1バウンドに見えたのですけどね・・・。松蔭が勝ったから良かったですけど、もしこれが響いたら・・・。きちんと判定してほしいものです。