7月7日、熱田球場で行われた愛知工−愛産大工の観戦記です。
愛産大工は前年の春から投げていた工藤投手のピッチングに注目。また、夏の初戦で愛産大工がどういう試合をするかに注目して観戦しました。

愛知工
000100000|1 H6 E3
00120100X|4 H9 E1
愛産大工

愛知工
戸田−内藤
愛産大工
工藤、西本−神谷
投手成績
愛知工
戸田(1) 8回 108球 被安打9 四球4 三振3 失点4
愛産大工
工藤(1) 8回 97球 被安打5 四球2 三振7 失点1
西本(11) 1回 12球 被安打1 四球0 三振0 失点0
愛知工の戸田投手は左のオーバーハンド。腕が遅れて出てくるピッチャー。まっすぐはそんなに速くない。
工藤投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか速い。オーソドックスなフォーム。去年の夏に見ています。案外合わされた時にボールが飛ばされていました。
西本投手は右のオーバーハンド。3年生。まっすぐはなかなか速い。

スタメン
愛知工
8豊原 4中島 6高木 5山田 3渡邉 7西村 2内藤 9向井(17) 1戸田
愛産大工
5永井 4中野 3森 2神谷 7上ノ園 9福山 8近藤宏 6平田 1工藤

(試合経過)
1回裏、エラー、四球、犠打エラーで無死満塁に。しかし4番が内野フライ、5番がショートゴロゲッツーに倒れ0点。
2回裏、2死1,2塁とチャンスを作るも1番が倒れ0点。
3回表、先頭がエラーで出塁し犠打で1死2塁。しかし、1番2番が倒れ0点。
3回裏、1死1、3塁から5番上ノ園がレフトへタイムリー2ベース。愛産大工が先制。しかし尚ものチャンスでスクイズ失敗もあって得点できず。
4回表、1死1、3塁から6番西村の2球目にスクイズを仕掛け成功。同点。
4回裏、1死2塁から9番工藤がレフトへヒット、レフトがファンブルする間にホームイン。さらに1死満塁から3番森が犠牲フライ。3−1
6回裏、1死3塁から1番永井がタイムリー。4−1
愛産大工が勝ちました。
愛産大工にとっては苦しいというか、嫌な展開の試合だったと思います。前日の愛知が東郷に破れ、直前には杜若が松蔭に負けた。その後の試合で、地力は上と言われる自分たちがなかなかチャンスを活かせない、突き離せない。6回の追加点で安心出来る展開になりましたが、そこまでは重い試合でした。夏の初戦でそういう試合を経験出来たのは大きいかも知れませんが。

ピッチャーの工藤投手はさすがの速さを見せていました。が案外いい当たりも打たれていました。先頭バッターを出すケースが多かったので、ここは修正していきたいですね。
愛産大工は、相手のキャッチャーが弾いたところでの積極的な走塁は光りました。このあたりは練習してきているんでしょうね。中軸があんまり振れていなかったのが気になりますが・・・。
キャッチャー神谷選手の肩はさすがですね。
1番永井選手もいい仕事をしていました。

愛知工は5番に入っていた渡邉選手が2安打と活躍。去年の秋の市内県立では4番ピッチャーで活躍していた選手だったんですよね。彼が5番、1塁に入るほど、周りが成長したと新聞にも出ていました。
雰囲気も良くてあわやここも番狂わせか?と思うくらいだったんですけどね。愛知工もキャッチャー内藤君がしっかりとしていました。

愛産大工は攻撃、作戦面でもモタモタしたのがどう修正されるか。この経験を活かしたいですね。