7月7日に熱田球場で行われた第1試合、杜若−松蔭の観戦記です。
6年連続で初戦敗退が続いていた松蔭。初戦が強豪私立の杜若ということで、厳しい戦いが予想されましたが・・・。生川投手の快投が光りました。

杜若
000000000|0 H1 E1
00100010X|2 H6 E1
松蔭

杜若
田村−鈴木
松蔭
生川−森
投手成績
杜若
田村(1) 8回 96球 被安打6 四球2 三振7 失点2
松蔭
生川(1) 9回 125球 被安打1 四球1 三振7 失点0
田村投手は左のオーバーハンド。春の地区予選で見ています。まっすぐはなかなか。調子はそんなに悪くなかったと思います。
生川投手は右のサイドハンド。何度か見ていますが、去年の享栄戦が一番良かったかな?ただ、この日はそれ以上のピッチング。まっすぐはそこそこ。なによりコントロールが良く、変化球でもカウントが取れていた。また適度に荒れていて的を絞らせなかった。

スタメン
杜若
9田邊 6西尾 4吉井 7松葉 3藤城 2鈴木 8伊藤 5犬塚 1田村
松蔭
6秋田 4森口 7坂口 9大西 5中村 1生川 8久保山 3梶野 2森

(試合経過)
1回裏、2死から3番坂口がヒット。4番大西が四球を選び、チャンスを作るも5番が倒れ0点。
生川は3回まで1人もランナーを出さないパーフェクトな立ち上がりを見せます。
3回裏、1死から1番秋田が2ベース。2死後3番坂口が詰まりながらサードショート後方に運びタイムリー。松蔭が先制。
4回表、2死からサードの送球エラーで2死2塁とするも、4番を三振に斬って取ります。
4回裏、先頭の中村が2ベース。しかし、6番生川が送れず三振で後続も倒れます。
5回表、先頭の藤城が初ヒットで出塁。その後送りバント2つで2死3塁。8番犬塚が四球。この時犬塚は1,2塁間に出て挟まれようとするも、松蔭も乗らずにそのまま2塁へ。2死2,3塁で9番田村でしたがセカンドゴロで倒れ得点ならず。
7回裏、先頭の生川が2ベース。続く久保山がきっちりと送りバントを決めた時にキャッチャーから1塁への送球がそれて、ボールをはじく間に判断良く生川がホームイン。2−0
松蔭がそのまま勝ちました。生川が1安打完封!
杜若は春に見た時に、あまりにバットが振れていなくて驚いた印象があります。もちろんピッチャーは良かったし、守備も固かったのですが・・・。
この日も全くと言っていいほどいい当たりがなく、打線の弱さはそのままでした。4番の松葉選手も全然タイミングがあっていなかったし・・・。どうしても4番ということで責任は大きくなりますが、選手全員振れていなかった。
ピッチャーの田村投手も大きく崩れたわけではないのですが、先頭バッターを出すケースが多かったのが苦しくなりましたね。

松蔭は良く選手が振れていました。生川投手が杜若打線を序盤完璧に抑えていたので、それが野手にもいい影響になっていった印象です。中盤なかなかチャンスが活かせず嫌な展開になりかけたところで、相手のミスで追加点を奪えたのも大きかった。
この日はとにかく生川投手に尽きます。こんな生川投手を見たのは正直初めてでした。変化球が大きすぎてみられるケースが多かったのですが、この日は切れも良く空振りも取れていました。四死球、球数が多いピッチャーなのですが、この日は1つだけ。それも四球でいいよって場面でしたからね。完璧な投球でした。

次は安城戦。データはないと思いますし、生川投手が次もこれだけのピッチングが出来るとは思えませんが、野手が助けることが出来るか。それがチームですしね。7年ぶりの初戦突破で勢いに乗ってほしい。

杜若はもっと私学らしいスイングを取り戻してほしいですね。まずは守りから、というチーム作りは間違ってはいないですけど、やっぱりある程度打てないと、特に夏は取り戻せない。甲子園を狙う学校だと思いますので、もっと力強いチームを目指してほしいです。