7月6日に瑞穂球場で行われた、2013年愛知大会の開幕試合、愛知−東郷の観戦記です。
今年は全校参加の開会式で、開幕日はこの試合のみ。お客さんも多く、普段の夏の初戦以上に独特の雰囲気となった試合。伝統校の愛知に公立の東郷が挑むと多くのお客様が思っている中で試合が進んでいったために、試合展開によってその雰囲気が東郷に味方した試合になりました。

愛知
000000000|0 H3 E0
00001000X|1 H3 E0
東郷

愛知
原、平野−高木、加藤遼
東郷
朝倉−小林

投手成績
愛知
原(1) 7回 79球 被安打3 四死球3 三振3 失点1
平野(12) 1回 13球 被安打1 四球0 三振0 失点0
東郷
朝倉(1) 9回 97球 被安打3 四球3 三振0 失点0

原投手は右のオーバーハンド。昨年秋に見ています。2年生。やや立ち投げで緩急を多く使って打ち取るピッチャー。まっすぐはまぁまぁ。
平野投手は右のスリークォーター。2年生。まっすぐはそこそこ。ちょっと腕だけで投げている印象。
朝倉投手は左のサイドハンド。今年の春に見ています。変化球でもストライクが取れ、丁寧にコーナーをついて投げるピッチャー。

スタメン
愛知
8大竹 4小林 5今村 1原 3加藤瑛 7栗本 6阿部 9滝川(19) 2高木
東郷
2小林 5水谷 4鈴木 3後藤(8) 9久野(10) 6小野田(3) 8渡邉(9) 7石川 1朝倉

(試合経過)
1回表、先頭の大竹が出るも、盗塁を失敗。3人で攻撃を終えます。
5回表、先頭の5番加藤瑛がヒットで出塁。送ってチャンスを作り、2死3塁までいきましたが8番が倒れ0点。
5回裏、先頭の6番小野田が2ベース。送って1死3塁。8番石川は四球で1死1、3塁とし、9番朝倉が初球をライトに運んで犠牲フライ。東郷が先制。
8回表、先頭の7番阿部が3ベースヒット。無死3塁で代打白川は快音残すもピッチャーが上手く取ってピッチャーゴロ。さらに代打舩戸はボテボテの2ゴロ。3塁ランナー突っ込めず。1番大竹もピッチャーゴロで最大のピンチを踏ん張ります。
9回表、先頭の小林が四球を選び、送って1死2塁。4番原のライトファールフライをライトが好捕。タッチアップで2死3塁に。しかし5番加藤瑛がサードゴロに倒れ万事休す。東郷がそのまま勝ちました。
まずは東郷のバッテリーが素晴らしかった。
エースの朝倉投手。左のサイドハンドで球がすごく速いわけではない。でも、腕の振りを上手く隠して、愛知の右打者が振り遅れたりしていました。そしてコントロールがいいので、自滅もしない。変化球でカウントを稼げる。結果、愛知はほとんどバッティングをさせてもらえませんでした。
唯一のピンチの8回。無死3塁。代打白川の当たりは打った瞬間は同点タイムリーかと思ったほど速いピッチャー返し。これをしっかり取ってアウトに。自分のフィールディングで助けました。
また、キャッチャーの2年生、小林君はなかなかいい肩をしていて、初回にいきなり刺しました。このプレーも大きかった。
守備もしっかりと守っていました。ショートの小野田選手は背番号3番ということで、正遊撃手ではなかったのですが、ミスなく捌いていました。あと、特徴的だったのが外野の守備が浅いこと。私学相手にどうなのかな?と思いましたが、実際に深めだったら落ちてた打球を取るケースもいくつかあって、守備位置が上手くいきました。ノーエラーも見事。

愛知は朝倉投手の術中に見事にはまりました。ほとんと強い打球が打てず。唯一のチャンス、8回だったのですが、相手の好守備、それから1死3塁でボテボテのセカンドゴロで3塁ランナーが動けなかったこと。でも、1死3塁で終盤でゴロゴーは出来ないですよね。強行策が裏目、なんてのも見ましたが、ここでスクイズは難しかったかな・・・。
大きなミスもなく、失点も1チャンスで失った1点だったのですが・・・。
ただ、やはり戦前は多くの人が東郷不利と思っていたはずなので、序盤に東郷が互角に戦い、中盤に先制したことで完全に球場が東郷の味方になりました。そうなると球運も東郷に傾き・・・。それを跳ね返す強さが愛知にはなかった。2年生主体のチームのもろさだったかも。正直主審は愛知寄りだったんですけどね。

愛知は繰り返すようですが、2年生主体。この悔しさを新チームに活かしてほしい。

東郷は次は瀬戸と。ここも面白い試合になりそうです。