5月20日に栃木の清原球場で行われた関東大会の準々決勝、専大松戸−常総学院の観戦記です。
実は試合後に知ったのですが、専大松戸の監督さんは、元常総学院の持丸さん。ということで、おもに持丸さんから見たら、因縁の対決だったんですね。

専大松戸
030120100|7
000020201|5
常総学院

専大松戸
齋藤竜、高橋−石川
常総学院
秋葉、金子、又吉、進藤−内田

投手成績
専大松戸
斎藤竜(10) 4回1/3 62球 被安打1 四球2 三振6 失点2
高橋(1) 4回2/3 73球 被安打7 四死球4 三振1 失点3
常総学院
秋葉(10) 3回1/3 56球 被安打4 四球3 三振3 失点4
金子(18) 1回2/3 22球 被安打3 四球0 三振0 失点2
又吉(11) 2回1/3 27球 被安打1 四球0 三振0 失点1
進藤(4) 1回2/3 25球 被安打1 四死球2 三振1 失点0

斎藤竜投手は右のサイドハンド。まっすぐはまぁまぁ。キレのいいシンカーを投げる。
高橋投手は右のアンダーハンド。まっすぐはまぁまぁ。長身のアンダーハンド。
秋葉投手は右のトルネード型のサイドハンド。まっすぐはまぁまぁ。ゆるい球を使って緩急を付ける。
金子投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。
又吉投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。力投型。
進藤投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。上から投げるピッチャー。

スタメン
専大松戸
9河村将 4田邊 7池浦 3西田 6関根 2石川 8稲葉 1斎藤竜 5丸山
常総学院
8高島 6吉澤 4進藤 2内田 5荒原 7淺沼 3石井 9池沢 1秋葉

(試合経過)
1回裏、1番高島がヒットで出るも、2番吉澤のところでバスターエンドランがライトフライになり、1塁ランナーもアウトに。
2回表、1死1、2塁から7番稲葉が変化球を捉えてレフトフェンス直撃のタイムリー2ベース。専修松戸が先制。尚も2死満塁から1番河村将のショート後方に落ちる2点タイムリーが出て、3−0
4回表、1死3塁から8番齋藤竜はセーフティスクイズ。ホーム差せそうなタイミングでしたが弾いてしまいオールセーフに。1死1塁、カウント2ボールになったところでピッチャー交替、金子。ここは金子が踏ん張るも、4−0
5回表、1死2塁から4番西田がレフトへタイムリー2ベース。更に2死3塁から6番石川が3塁線ベースに当たってレフトへ抜けるタイムリーヒット。6−0
5回裏、1死1、2塁でピッチャー交替、高橋。替わった初球を7番石井が右中間に運び2点タイムリー2ベース。6−2
7回表、2死から4番西田がレフトへソロホームラン。7−2
7回裏、2死1、3塁から1番高島、2番吉澤が連続タイムリー。7−4
8回表、1死でピッチャー交替、進藤。7−4
9回裏、2死1、2塁から4番内田が詰まりながらもセンター前に落としタイムリーも反撃はここまで。専大松戸が逃げ切りました。
専大松戸の積極的な攻撃が光りました。2回の1死2,3塁での8番斎藤のスリーバントスクイズは結果ファールになり三振となりましたが、かなり上手いバントで、人工芝じゃなければ間違いなくボールが止まってオールセーフになっていたと思いました。こういう動いて勝とうという姿勢が強かったのは、監督の気持ちもあったかなって思います。
4番の西田選手はタイムリー2ベースにホームランを含む3安打。さすが4番という打撃を見せていました。
7回裏にゲッツーを取れた場面で2塁への送球が高く取りきれなかった分、2点を失った。もったいないプレーは無くしたいところですね。

常総学園はらしくないプレーも多かった。初回のエンドランでのゲッツーはランナーの走塁が雑だったし、2回の2点タイムリーもショートの深追いと外野の連係が悪かったせいでしたし。
なんとなく、4回のカウントの途中での交替や、8回1死無走者での交替とか、木内さんがマジックと呼ばれていた手腕を無理して受け継ごうとしているように見えてくるんですよね・・・。まぁそういううがった見かたを僕がしてしまっているだけかもしれませんが。
きっちりとやるべきことをやるチームになってほしいですね。
選手個々の力とか、エースが投げなかったとこもあって分からない部分もありますが、愛知県のチームとかでも十分戦えるレベルに感じました。