5月4日に長良川球場で行われたベーブルース杯3日目第1試合、JFE東日本−伏木海陸運送の観戦記です。
試合前はどちらも都市対抗に出ているチームなのですが、実績はJFEのが圧倒的に上ですし、試合もJFEが勝つんだろうな、と思っていたのですが、思わぬ展開になっていきました。

JFE東日本
000000000|0 H8 E0
00000010X|1 H6 E3
伏木海陸運送

JFE東日本
小原、鹿沼−岡
伏木海陸運送
上山、前田−田中

投手成績
JFE東日本
小原 6回2/3 104球 被安打5 四球3 三振6 失点1
鹿沼 1回1/3 18球 被安打1 四球0 三振3 失点0
伏木海陸運送
上山 7回 116球 被安打8 四球3 三振3 失点0
前田 2回 26球 被安打0 四球0 三振0 失点0

JFE東日本の小原投手は右のオーバーハンド。花巻東、東海大北海道出身の23歳。MAX145kとまっすぐでぐいぐい押すピッチャー。コントロールはアバウト。
鹿沼投手は右のオーバーハンド。東洋大出身の24歳。3年目。MAX145k。カットボールを多く投げてキレが抜群でした。
上山投手は右のオーバーハンド。高岡法科大出身の32歳。MAX136k。粘りのピッチングが見事。
前田投手は愛工大出身の28歳。MAX135k。サウスポー。途中までセンターを守っていて、8回からマウンドに上がりました。

スタメン
JFE東日本
9内藤 4生多 D吉川 3大澤 7金森 5長谷川 8尾張 6津留 2岡
伏木海陸
7荒崎 6村西 5田辺 9干場 2田中 3芹田 8前田 D村本 4折鶴

(試合経過)
4回表、2死1,2塁のチャンスで7番尾張がヒットを放つもライトからの好返球でタッチアウトに。
5回裏、2死から四球とヒットで1,3塁のチャンスを作るも1番が倒れ0点。
6回表、1死2,3塁から、7番尾張のピッチャーへの痛烈な当たりを上手く反応して弾きショートがバックアップ。1塁をアウトにし、2塁ランナーが飛び出していて戻れず、結局挟まれて3塁ランナーがタッチアウトに。ゲッツーでチャンスを潰す。
7回裏、2死1、3塁から1番荒崎がタイムリー。ここでピッチャー交替、鹿沼。後続を断つも1−0
8回表、替わった前田から先頭の4番大澤がエラーで出塁も、続く金森の打席で盗塁失敗。結局8回9回と3人で終わりゲームセット。伏木海陸運送が勝ちました。
JFEは7回まで毎回安打。3回〜7回まで毎回得点圏。これを活かせなかった時点で、流れは伏木に行きました。
伏木海陸運送はエラーは3つありましたが、要所でいいプレーがあった。社会人で都市対抗まで出るチーム。接戦になれば、力の差はなくなる典型的な試合でした。
伏木海陸運送は、監督コーチが全員兼任。選手も17人しかいません。それでもJFE東日本という強い相手に勝ったという結果はすごいと思います。
都市対抗予選に向けて自信にしてほしいですね。