3月15日に瑞穂球場で行われた大学社会人対抗戦の第2試合、名城大−王子の観戦記です。
こちらも社会人トップレベルの王子に名城大がどこまで迫れるかに注目して観戦しました。

名城大
100000001|2 H6 E1
22200002X|8 H11 E0
王子

名城大
森田、名倉、水谷、浅田ー長谷川、近藤良
王子
近藤、玉水、宮崎ー船越
名城大
森田 1回1/3 41球 被安打4 四死球3 三振0 失点4
名倉 3回2/3 54球 被安打4 四球2 三振2 失点2
水谷 2回 27球 被安打0 四球1 三振1 失点0
浅田 1回 36球 被安打3 四球1 三振2 失点2
王子
近藤 5回 75球 被安打4 四球2 三振5 失点1
玉水 2回 24球 被安打0 四球0 三振1 失点0
宮崎 2回 33球 被安打2 四球1 三振1 失点1 

森田投手は左のオーバーハンド。ややひじが伸びたフォーム。まっすぐはなかなか。常葉菊川出身の3年生。
名倉投手は川越高校出身の3年生。右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。
水谷投手は左のオーバーハンド。豊川出身の4年生。まっすぐはそこそこ速い。リズムよく投げていました。
浅田投手は右のオーバーハンド。愛知啓成出身の2年生。長身からかなり上から投げおろすピッチャー。カーブも縦に割れる。コントロールがまだまだですが、高校時代にくらべてかなり球威が増していました。もう少しフォームがスムーズになれば楽しみ。
王子の近藤投手は関西大出身の23歳。まっすぐはかなり速い。スライダーもキレがあります。
玉水投手は神戸国際大出身の24歳。左のスリークォーター。上手く打たせて取っていました。
宮崎投手は関西学院大出身の26歳。左の本格派。クロスファイアに力がありました。

スタメン
名城大
6野田 4富田 5牧内 3寺村 7犬飼 D岩瀬 8近藤弘 2長谷川 9春日井
王子
9鴨田 6勝田 3日岡 7真弓 D青山 4大八木 2船越 8中尾 5伊礼

(試合経過)
1回表、先頭の野田が3ベース。2番富田のピッチャーの頭を超えるゴロをショートが弾き、記録ヒットで無死1、3塁。3番牧内のセカンドゴロゲッツーの間に1点。
1回裏、ヒットと四死球で無死満塁から4番真弓の犠牲フライ。2死1、3塁から6番大八木がタイムリー2ベース。王子が逆転。2ー1
2回裏、1死1、2塁から2番勝田が2点タイムリー3ベース。ここでピッチャー交替、名倉。4ー1
3回裏、先頭の青山が2ベース。続く6番大八木がタイムリー3ベース。1死3塁から8番中尾のショート強襲タイムリー。6ー1
8回裏、先頭の伊礼が3ベース。2死後3番日岡がタイムリー。2死1、2塁からショートのタイムリーエラー。8ー1
9回表、1死満塁から7番近藤が犠牲フライ。8ー2で王子が勝ちました。
名城大で目立っていたのは1番野田選手。愛知啓成出身の2年生ですが、3打数2安打1四球。最初の3ベースは見事でした。
あとはセンターの近藤弘選手。守備範囲が広いなーと感じました。中日の近藤コーチの息子さんですよね。享栄出身の3年生。
あと、水谷投手(豊川出身4年生)、浅田投手(愛知啓成出身2年生)が目立ちました。浅田投手は高校時代から、上背があって目立つものの、球威はそんなになくて、大きい体を使えてない印象でしたが、かなり球威が増して、カーブがタテに割れて良かったです。もう少しフォームがスムーズになれば、大化けするかも。

王子は近藤投手がルーキーですね。関大出身。まっすぐは速いしスライダーの切れがある。いいピッチャーでした。
打つ方はやっぱりスイング速いです。社会人のトップレベルは違うなーと実感させられます。ここのところ東海地区の社会人は奮わない印象ですけど、王子、トヨタあたりはやっぱり頑張ってほしいですね。