11月10日の明治神宮大会高校の部第2試合、浦和学院−高知の観戦記です。
関東大会を制した浦和学院に高知がどこまで食い下がるか、と予想しましたが、接戦となりました。

浦和学院
110020000|4 H11 E1
011000100|3 H6 E0
高知

浦和学院
小島−西川
高知
坂本優、酒井、和田恋−川上翔、前田

投手成績
浦和学院
小島(1) 9回 145球 被安打6 四死球8 三振6 失点3
高知
坂本優(1) 5回 68球 被安打8 四球1 三振3 失点4
酒井(10) 3回 43球 被安打2 四球1 三振1 失点0
和田恋(5) 1回 14球 被安打1 四球0 三振1 失点0

浦和学院の小島投手は左のオーバーハンド。初回に2段モーションを指摘されて、そこから投球フォームを崩しました。ランナーいない時も、クイックで投げて修正していました。まっすぐはまぁまぁ速い。1年生。
高知の坂本優投手は右のオーバーハンド。腕の振りがコンパクトなタイプ。まっすぐはまぁまぁ速い。2年生。
酒井投手は右のオーバーハンド。オーソドックスなタイプ。まっすぐはまぁまぁ速い。1年生。
和田恋投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。

スタメン
浦和学院
6竹村 4贄 8山根 5高田 3木暮 9斎藤 2西川 1小島 7服部(17)
高知
4和田誉 6土屋 3市川 5和田恋 8上田 9杉本 7奥田 1坂本優 2川上翔

(試合経過)
1回表、2死から3番山根のライト線へ切れていく打球をライトが取れず3ベースに。続く4番高田がタイムリー。浦学が先制。
2回表、1死1、3塁からパスボールで1点。尚も1死2塁で、9番服部のショートゴロをランナーが一瞬迷って2塁に戻れずにタッチアウトとなり、1塁転送でゲッツー成立。この回は1点どまり。2−0
2回裏、先頭の和田恋のレフトへの大きなフライをレフトが見失って3ベースに。5番上田のサードゴロの間に1点。尚も四球とエラーで1死1,3塁となりますが、連続三振で1点どまり。2−1
3回裏、2死2塁から4番和田恋がセンターオーバータイムリー2ベース。同点。
5回表、2死1、2塁から2番贄がタイムリー。3番山根も連続タイムリー。浦学が勝ち越し。4−2
6回表、ピッチャー交替、酒井。
7回表、1死2,3塁からレフトへのやや浅めのフライ。タッチアップを狙うもレフトからの返球でタッチアウト。チャンスを活かせず。
7回裏、2死1、2塁から4番和田恋がタイムリー。4−3
9回表、ピッチャー交替、和田恋
9回裏、1死1、2塁とするも、センターライナーでランナー飛び出しダブルプレーで試合終了。浦和学院が勝ちました。
浦和学院のエース、小島投手は、初回に2段モーションで注意を受けてから、フォームに悩んでコントロールを乱した形に見えました。セットからのクイック気味に投げる時は大丈夫なので、中盤からランナーいなくてもそういうフォームに変更しましたが・・・。春までに修正したいところですね。
全体的な力は浦和学院のが上に感じるのですが、要所でミスが出たり、走塁の甘さが出たり・・・。全国で苦しむ浦和学院の一端を見た気がします。
特に7回表の攻撃は、2番の1死2塁から2番贄君のヒットで、ランナーは帰れたし、逆に3番山根君のフライは浅いから無理だろ、と思ったら案の定だったし。こういうことをやっているから苦しい試合になる典型でした。

高知は4番の和田恋君がすごかった。運もあったのもありますが4打数4安打2打点は見事。3点ともに絡んでいるし。9回1死2塁で敬遠されたのも仕方ない。選抜でもマークされるかもしれませんが、4番主将としての活躍を期待。最後マウンドに上がったのも驚きました。
2番手の酒井投手が1年生ながら踏ん張って接戦に持ち込みました。
レフトの奥田選手がいいプレーを随所に見せていました。

浦和学院にツキもあって試合が決まった印象でした。