10月20日に中津川にあるよあけ前スタジアムで行われた四日市大−三重中京大の観戦記です。
勝つと愛知東海北陸連盟代表決定戦に近付く大事な一戦。2位校同士の一戦を勝ち抜いた四日市大が三重中京大に挑む形。手の内は知り尽くしたチーム同士の戦いとなりました。
三重中京大の先発則本投手はドラフト候補として、注目しました。

四日市大
０００００｜０　H２　E０
００10０X｜１０　H８　E４
三重中京大

四日市大
清原、加納、伊藤進、水野−森崎
三重中京大
則本−法本

清原投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。変化球がやや多くスライダーが3種類くらいある感じ。身延高校出身の2年生。
加納投手は右のオーバーハンド。享栄出身の1年生。高校時代は杉本投手を支える2番手として登板していました。一度見ています。
伊藤進投手は少し変則の右オーバーハンド。久居農林出身の1年生。
水野投手は右のスリークォーター。サイドからと腕の振りが2種類ある変則ピッチャー。1年生。
則本投手は右のスリークォーター。まっすぐは常時140ｋ台を出している感じでした。中日の田島投手と投げ方やタイプがそっくり。テンポが速い。TVでは見ましたが、現地で見たのは初めてでしたが、さすがにいいピッチャー。

スタメン
四日市大
9岩崎　4秋山　5三浦　7辻　3中村　2森崎　6近藤　8伊藤恵　1清原
三重中京大
4高橋　8宮崎　7長谷川　2法本　3林　5杉　9永安　1則本　6河野

（試合経過）
球場に入った時に1回裏の三重中京大の攻撃中でした。2死満塁までいきましたが、6番を三振で抑えて踏ん張ります。
3回裏、1死2、3塁から4番法本が2点タイムリー。尚も1死2、3塁でピッチャー交替、加納。替わりっぱな、6番杉が2点タイムリー。1死1、2塁から8番則本がセンターオーバー2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、伊藤進。1死満塁から2番宮崎が右中間を破る走者一掃タイムリー3ベース。3番長谷川もタイムリー。ここでピッチャー交替、水野。打者13人で10点を上げました。
そのまま5回コールドで三重中京大が勝ちました。
試合は3回裏に2点を先制され、尚も1死2，3塁でピッチャーを早めに交替したが、それが裏目に出て加納投手、伊藤進投手が1死も取れずにそれぞれノックアウトされたところで勝負が付いちゃいました。
でも結局四日市大がその後、敗者復活から勝ちあがって、2位に滑り込んだ様子。本意ではないでしょうが、結果的に5回コールド負けで戦力が温存出来たかもしれませんね。
享栄出身の加納投手が2番手で投げましたが、火に油を注いだ形。でも1年生ですし、三重中京大が無くなる来年からは四日市大にチャンスは増えるでしょうから、頑張ってほしいですね。

則本投手はさすがの投球。スカウトも一杯来ていたし、ドラフトにはかかりそうですね。
味方が4エラーとちょっと締まらない感じでランナーを何度も背負いましたが、タイムリーは許さず。ボールに力があるのは得ですね。
最後の神宮にたどりつけるか。代表決定戦も注目です。