大会第2日目、8月9日第2試合、立正大淞南−盛岡大付の観戦記です。
花巻東の大谷投手を破って出場してきた盛岡大付に注目が集まりましたが、個人的には知り合いの母校である立正大淞南を応援しながら観戦していました。

立正大淞南
000200110001|5 H9 E1
100110001000|4 H13 E3
盛岡大付
(延長12回)
立正大淞南
山下−城本
盛岡大付
出口−千葉
立正大淞南の山下投手は左のオーバーハンド。MAX128k。小柄。
出口投手は左のオーバーハンド。MAX138k。ボールに力があるピッチャー。

(試合経過)
1回裏、2死2塁から4番二橋がタイムリー2ベース。盛岡大付が先制。
4回表、2死2塁から5番渡邊がレフトポール際に逆転2ラン。立正大淞南がリード。2−1
4回裏、1死1、2塁から7番小船がタイムリー。2−2
5回裏、2死3塁から4番二橋の5球目がワイルドピッチとなり盛岡大付が勝ち越し3−2
7回表、1死1、2塁から9番宇田がレフトへタイムリー。同点。
8回表、1死から4番椀田がライトへ勝ち越しソロホームラン。
9回裏、2死3塁から1番千田がタイムリー。土壇場で同点。
延長戦に入ります。
12回表、1死2塁から2番川崎がタイムリー3ベース。立正大淞南が勝ち越し。
12回裏、1死から1番千田が好走塁で2ベースに。しかし2番望月のセカンドライナーでランナーが戻らずゲームセット。
立正大淞南が延長戦を制しました。
花巻東を大谷投手を破って甲子園に出てきた盛岡大付。打球や地力は見ていて上に感じました。
ただ、守備、走塁、全体的に雑。ミスも多く、そういったことで、立正大淞南に接戦に持ち込まれたのが誤算といえば誤算でした。
立正大淞南は効果的にホームランが2本出たことも良かったですが、守備位置がいいところにいたり、サードコーチャーのナイス判断があったりと、野球の質が高かった。その分最後押しきれたように感じます。

盛岡大付は最後がアンラッキーないい当たりのライナーゲッツー。ただし、ランナーは打った瞬間に戻っていれば、セーフになれたかもしれないのに、戻ろうというそぶりがなかった。それがこの試合を象徴していたように思います。
甲子園で勝てないというのは、そういう部分があるからだと思います。次は甲子園で勝てるチームを作ってほしいですね。

立正大淞南は前回に引き続き初戦突破。前回はエースがいてのワンマンに近いイメージでしたが、今年は小粒ながら、しぶとく勝ってきたように思います。次も食らいついてほしいですね。