7月14日に小牧球場で行われた第3試合、松蔭−新城東の観戦記です。
1回戦に弥富を破って勝ちあがってきた新城東相手に松蔭がどういう試合をするかに注目して観戦しました。

松蔭
100202000|5 H9 E4
12102101X|8 H8 E2
新城東

松蔭
戸田、岡田、上中−水本
新城東
白井−胡桃
投手成績
松蔭
戸田(10) 2回 48球 被安打1 四球3 三振1 失点3
岡田(11) 3回 42球 被安打4 四球2 三振0 失点3
上中(1) 3回 56球 被安打3 四球1 三振3 失点2
新城東
白井(1) 9回 124球 被安打9 死球1 三振3 失点5

松蔭の戸田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。この日はコントロールに苦しみました。
岡田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。割と安定していました。
上中投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。ちょっと力任せの投球に見えました。

新城東の白井投手は左のオーバーハンド。馬力で投げ込む感じ。コントロールのいいピッチャー。右バッターの逃げていくボールがなかなか捉えにくい。去年の秋に見ています。まっすぐはまぁまぁ。

スタメン
松蔭
3内山 8船越 2水本 5石山 9浅野 7白井 6上中(1) 1戸田(10) 4秋田泰
新城東
7坂口 6三宅 4小林 3今泉 2胡桃 8中島(16) 9鶴田 1白井 5中林

(試合経過)
1回表、先頭の内山がヒット。犠打の後、3番が倒れ、4番石山の2球目に3盗を試みて、ボールがこぼれたのもあってセーフ。2死3塁となり、石山がショートゴロを放ち、これを弾いてエラー。松蔭が先制。
1回裏、四球2つのランナーを出し、2死1、3塁から5番胡桃のサードゴロで1塁送球が1バウンドとなりランナーホームイン。1−1
2回裏、先頭に四球の後、8番白井のバントは小飛球となり、1バウンドでサードが捕り、ランナーのスタートが遅れる。が、握り直している間に、セカンドが間に合わず野選。9番中林のバントを1塁手が落としオールセーフで無死満塁。1番坂口の2球目をパスボールで1点。尚も無死2、3塁から坂口がタイムリー。3−1後続のピンチはなんとか断ちきる。
3回裏、ピッチャー交替、岡田。1死1、2塁から1塁ゴロをトンネル。2塁ランナーホームイン。4−1。尚も1死2,3塁でスクイズを仕掛けるも失敗。ランナーが2人ともアウトになる。
4回表、2死2塁から6番白井がタイムリー3ベース。7番上中がタイムリー。4−3
5回裏、無死1塁から4番今泉がタイムリー3ベース。5番胡桃のライトへの飛球を追い付きながら取りきれず、記録タイムリー。6−3
6回表、1死2、3塁から7番上中がタイムリー。1死1、3塁からサードゴロの間に1点。6−5
6回裏、ピッチャー交替、上中。2死から、3番小林のセンター前の飛球をセカンドショートがお互いに深追いをして取れずヒット。4番今泉がヒットで続き、5番胡桃の打席でボーク。2、3塁からサードゴロを少しイレギュラーをして弾きエラー。7−5
8回裏、2死1塁から4番今泉がタイムリー2ベース。8−5
そのまま新城東が勝ちました。
松蔭はミスが多く出ました。

まず投手陣のミスは四球。6回以外の失点は全て四球が絡んでいます。逆に新城東の白井君は無四球(死球1)。この差が出ました。
守備でもミスがたくさん。エラー以外でもミスが多く、投手陣の自責点は3。松蔭は自力で4点取っているんですよね。
結局、こういう展開では、ツキも逃げていきます。8回とかいい当たりでもヒットにならない。

新城東もランダンプレーでダブルプレーになったり、決して完璧だったわけではない。白井投手が丁寧に投げたことと、8回に松蔭のファインプレーで、新城東のスタンドから拍手が湧いたこと。勝っていた余裕もあったとはいえ、そういう姿勢が勝利を呼び込んだような気がしてしょうがないです。

松蔭はエースに託しませんでした。これは結果論になってしまうのですが、やっぱり夏の大会の初戦。相手は一度戦っていてこちらは初戦という不利。これを跳ね返すために、エースで行ってほしかった。普段からこういう順番で登板はしていたんでしょうけどね・・・。

なかなか本番で勝てません。練習試合では強くても・・・。試合慣れしていくしかないと思いますので、新チームでは、普段の力を発揮できるように、練習試合から大事に戦ってほしいです。

新城東は次に東邦と当たります。中軸は当たってますので、上手くチャンスで回したいですね。白井投手の粘り強い投球に期待です。