月13日に名商大Gで行われた愛知学院大−愛工大の観戦記です。
1回戦で愛工大が勝って、愛知学院大の優勝に待ったと掛けられるか、に注目して観戦しました。

愛知学院大
012001200|6 H12 E2
001001000|2 H5 E4
愛工大

愛学大
萩原、辻−古川
愛工大
北出、木村、伊坂−松岡、安積
投手成績
愛知学院大
萩原 7回2/3 108球 被安打4 四球1 三振7 失点2
辻 1回1/3 20球 被安打1 四球1 三振1 失点0
愛工大
北出 6回 86球 被安打7 死球1 三振3 失点4
木村 2/3 21球 被安打2 四球2 三振0 失点2
伊坂 2回1/3 41球 被安打3 四死球2 三振2 失点0

萩原投手は右のオーバーハンド。常葉菊川出身の3年生。まっすぐはなかなか速い。この日は丁寧に投げていました。昨年の秋に見ています。
辻投手は右のスリークォーター。八幡商出身の3年生。まっすぐはまぁまぁ速い。
北出投手は右のオーバーハンド。小松商出身の2年生。まっすぐはかなり速い。いい球スジのボールを投げてきます。変化球のキレがいま一つですね。これを磨けばもっと化けると思います。昨年秋にも見ています。
木村投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。ちょっとボールが抜け気味でした。菊華高校出身の1年生。菊華で見て以来でした。
伊坂投手は右のアンダーハンド。皇學館出身の3年生。まっすぐにもスピード差をつけて打ち取っていました。

(試合経過)
2回表、4番古川6番森田の連打と送りバントで1死2、3塁。8番源田はバットの先っぽに当たったセカンドゴロで、弱い当たりが幸いし3塁ランナーホームイン。学院が先制。
3回表、1死2、3塁から4番長田がレフトへ2点タイムリー。3−0
3回裏、2死3塁から1番藤岡のセンターへ抜けそうなあたりを上手く捌くも1バウンド送球を1塁が取れずに記録エラーで1点。3−1
5回裏、先頭がエラーで出るも3バント失敗にナイスプレーによるゲッツー。ここが勝敗の分岐点だったと思います。
6回表、1死1、2塁から7番大迫がタイムリー。4−1
6回裏、先頭の9番森下がホームラン。4−2
7回表、ピッチャー交替、木村。2死1、2塁から5番古川がタイムリー。2死満塁でピッチャー交替、伊坂。7番大迫がタイムリー。2塁ランナーはホームタッチアウト。6−2
8回裏、2死1、2塁でピッチャー交替、辻。
愛知学院が勝って1勝1敗となりました。
結局3戦目も愛知学院が勝って5連覇を達成しました。おめでとうございます。
ここ3年くらい支えた浦野投手が抜け、エース不在で迎えたリーグ戦だったのですが、萩原投手がしっかりと穴を埋め、しっかりした守りで勝ちとった優勝かと思います。
打線は昨年の明治神宮組が多く残っているので、その経験を活かして投手陣を助けたいところですね。
萩原投手は、もっと速かった印象でしたが、丁寧に投げて打ち取っているのが印象的でした。バックを信じて打たせていきたいですね。
1年生からショートを守っている源田君はさすがの守備です。上手すぎてエラーもあったけど、安定感あります。

愛工大は先発の北出投手の投球に目を奪われました。まっすぐの質がいい。すごく伸びる球でまだ2年ですし、先が楽しみです。せっかくいいまっすぐがあるのに、中盤変化球が多くて、まっすぐを活かせてなかった。変化球のキレも課題だけど、まっすぐにこだわって、まっすぐを活かす配球を覚えれば、もっと勝てるのでは?と思います。
木村投手が見れたのはうれしかった。1年生でチャンスをもらっているし、この先も期待です。

打線は高校時代から名を馳せた選手がいっぱいいるんですよね。名電でレギュラーだった林君、村山君、川嶋君、享栄の松岡捕手に啓成で4番打ってた増川君、東邦の坂野君。それなのに最下位というのは・・・。寂しいのもあるけど、指導の問題もあるのかなぁ。オールスターに近いメンバーなのになぁ。
学院は地元が少ないのもあるけど、いい選手をしっかり取ってる印象。有名どころは少ないんですけどね。