月1日に長良川球場で行われた準決勝第2試合、王子製紙−JFE西日本の観戦記です。
地元の王子製紙を応援しながら観戦していました。

王子製紙
100010110|4 H11 E0
000000000|0 H3 E1
JFE西日本

王子製紙
奥村、山本−川上
JFE西日本
陶山、森川、近藤−谷、浦
投手成績
王子製紙
奥村 7回 80球 被安打3 四球0 三振3 失点0
山本 2回 32球 被安打0 四球0 三振3 失点0
JFE西日本
陶山 6回 76球 被安打8 四球1 三振2 失点2
森川 2回 55球 被安打3 四球4 三振2 失点2
近藤 1回 9球 被安打0 四球0 三振1 失点0

奥村投手は左のオーバーハンド。MAX137k。スライダーのコントロールが抜群でした。岐阜工出身の35歳のベテラン。
山本投手は左のオーバーハンド。MAX138k。気迫が前面に出た投球でした。法政大出身の2年目。23歳。王子製紙の2人とも昨年のヤマハ戦以来でした。
陶山投手は倉敷工出身の26歳。右のオーバーハンド。MAX139k。ややひじが伸びたフォーム。
森川投手は関西国際大出身の1年目、22歳。右のオーバーハンド。MAX151k。コントロールがばらつく時あり。
近藤投手は右のサイドに近いスリークォーター。明治大出身の2年目。23歳。MAX139k。

スタメン
王子製紙
4田辺 7鴨田 9真弓 D進藤 5青山 8荒木 3大八木 2川上 6古屋
JFE西日本
8橋本駿 7山本 6岡 5高岡 3橋本拓 D大崎 9永井 2谷 4松浦

(試合経過)
1回表、1死1、2塁から4番進藤が左中間を破るタイムリー2ベース。1塁ランナーもホームを狙うもこちらはタッチアウト。しかし、王子製紙が先制。1−0
1回裏に先頭の橋本駿が出てチャンスメイク。2死3塁まで行くも0点。
5回表、1死1、3塁から鴨田がタイムリー。2−0
7回表、ピッチャー交替、森川。2死1、3塁から3番真弓が三遊間へタイムリー内野安打。3−0
8回表、2死から3連続四球で満塁とし、1番田辺がタイムリー。4−0
4回以降、JFE西日本はノーヒットに抑えられ、そのまま王子製紙が勝って決勝進出。
お互いに守備が上手くて、さすが社会人と思わされた試合でした。

そんな中びっくりしたのが、JFE西日本の森川投手のピッチング。いきなり150kを何度も出し、MAXでは151kを記録。まだ社会人1年目なんですが、こういうピッチャーがいるんだなぁと思いました。
ただ、そんなピッチャーから、しっかり点を取る王子製紙にもまた驚かされました。正直森川投手はまだ速い割に、空振りが取れないし、コントロールか変化球、どちらかにこれという武器が欲しいと思わされる、これからのピッチャーなんですが、割とあっさりと得点。やっぱりただ速いだけなら、社会人の強いチームは対応するんだな、と改めて思いました。
でもやっぱりこれだけの速球は魅力。来年まで覚えておこうと思います。

王子製紙は左のベテランと若手がさすがの投球。都市対抗に向けて楽しみですね。