3月29日に愛産大工Gで行われた第1試合、愛知−星城の観戦記です。
どちらも普段ならすんなり県大会を決めなければいけないチームなのですが、2次に回ってきて、ここでぶつかることに。どちらも、現チームは初めて見ることになりました。
旧チームで投げていたお互いの投手に試合前は注目していました。

愛知
210400002|9 H12 E1
100110010|4 H10 E3
星城

愛知
本田、大久保−加藤、大矢知
星城
沖村−溝口
投手成績
愛知
本田(1) 8回 108球 被安打9 四球2 三振3 失点4
大久保(10) 1回 9球 被安打1 四球0 三振1 失点0
星城
沖村(17) 9回 160球 被安打12 四死球6 三振3 失点9

愛知の本田投手は右のオーバーハンド。昨年の夏の豊川戦以来に見ることが出来ました。まっすぐはそこそこ速い。時々すごくいいボールは来るのですが、バラつきがある。ボールが少し高かった印象。
大久保投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。やや小柄。安定感はありそう。
沖村投手は右のオーバーハンド。ややコントロールが不安定。昨年の春に愛知啓成戦で見ています。まっすぐはまぁまぁ。

(試合経過)
1回表、1死1、3塁から4番今井の5球目にエンドランを仕掛け、ショートゴロの間に1点。尚も2死2塁から5番伊藤がタイムリー。愛知が2点を先制。
1回裏、2死1、3塁からパスボールで1点。2−1
2回表、2死2塁から2番新井のセンター抜けそうな当たりをセカンド回り込んで取るも1塁セーフ。その間に2塁ライナーがナイスランでホームイン。3−1
4回表、1死1塁から9番本田のピッチャー前のバントを2塁へ悪送球。バックアップのセンターから3塁への送球も逸れベンチに入りテイク1ベースで1点。2死1、2塁から3番墓越が変化球を捉えレフトへ3ラン。7−1
4回裏、無死2、3塁から7番村崎がタイムリー2ベース。1死後、9番坂上のところでスクイズを仕掛けるも、投フライになりゲッツー。チャンスを潰します。7−2
5回裏、1死1塁から3番杉田のタイムリー2ベース。2死2塁から5番伊藤がレフトへヒットを放つも2塁ランナーがホームタッチアウト。7−3
7回表、無死2,3塁のチャンスを活かせず。
8回裏、4番溝口のソロホームラン。7−4
9回表、1死満塁から7番後藤のライト線へ落ちるタイムリー。2死満塁のところで代打高橋の4球目がワイルドピッチとなり1点。9−4
9回裏、ピッチャー交替、大久保。愛知が勝って県大会進出を決めました。
正直、点差ほど力の差はなかった。お互いにバットは振れていたし。
どこで点差が開いたかは、ミスが点に絡んだ星城。ランナーが溜まったところでホームランが出た愛知。この差でした。

愛知で目立っていたのは墓越選手。さすが昨年からレギュラーで出ていた選手。ただ、守備で2つ送球ミス。同じようなところからの送球が1バウンドになっていたので、気になりました。でも打つ方は3安打。ホームランは見事でしたし、さすがです。
あと2回の2死2塁からの西川選手のナイスランは見事。こういういい走塁は大事ですね。

本田投手は、ちょっと不安定さがあります。先頭を出すケースが多かったので、慎重に行きたいですね。

星城は3番に入っていた杉田選手のバッティングが見事でした。ヒットは5回のタイムリー1本だけでしたが、残りのフライ2つもいい当たりであわやのもの。素晴らしいセンスですね。ピッチングが見たかったですが。
4回のスクイズ失敗。5回の4点ビハインドで本塁憤死。このあたりがもったいなかった。スクイズは7−2で仕掛けるか?と思いました。

愛知がベンチからの声がとにかく気負わせないようにしているのが印象に残りました。ピッチャーは力があるので、県大会での活躍を期待したいです。