3月22日に名市工芸グランドで行われた名市工芸−松蔭の観戦記です。
松蔭にとっては昨年の夏に惨敗した市工芸へのリベンジマッチ。市工芸にとっては、秋に星城を破ってシードを獲得して迎える春の初戦。好ゲームを期待しましたが、序盤から点の動く試合となりました。
場内アナウンスはありましたが、名前が違うかもしれませんのでご容赦ください。

市工芸
021000000|3 H6 E1
41011000X|7 H12 E1
松蔭

市工芸
岩中、古田−林
松蔭
戸田−水本
投手成績
市工芸
岩中(1)5回 114球 被安打12 四死球3 三振1 失点7
古田(7)3回 50球 被安打0 四死球3 三振3 失点0
松蔭
戸田(10)9回 142球 被安打6 四球3 三振10 失点3
名市工芸の岩中投手は右のオーバーハンド。カーブのコントロールが生命線のピッチャーに思えましたが、きわどいところを取ってもらえず、苦しいピッチングに。まっすぐはまぁまぁ。昨年の秋の県大会で見ています
古田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。細かいコントロールはなさそうですが、球威で抑え込むタイプ。ボールに力はあります。
戸田投手は右のオーバーハンド。最初はボールがやや高く感じましたが、次第に変化球のコントロールが良くなった。秋の瀬戸戦以来に見れました。これまでで一番いいピッチングでしたね。

(試合経過)
1回裏、1死1、2塁から4番内山がタイムリー2ベース。5番浅野もレフトへタイムリー。2死2、3塁から7番石山が2点タイムリー。松蔭が4点を先制。
2回表、4番林がセンターへ大きなソロホームラン。尚も1死1、3塁から8番岩中がスクイズを決め4−2。
2回裏、2死1、3塁から4番内山がタイムリー。5−2
3回表、2死1、3塁から5番古田がタイムリー。5−3
4回裏、1死1塁から3番水本がレフトへタイムリー2ベース。6−3
5回裏、1死1、3塁から9番立松のサードゴロの間に1点。7−3
6回裏、ピッチャー交替、古田。
戸田が終盤疲れは見せたものの、しっかりと投げ切り大きな完投勝利。松蔭が勝ちました。
松蔭は良くバットが振れていて5回までに12本のヒットを浴びせ、先発全員安打。6回以降の古田投手を捉えられなかったのはありますが、いい当たりもあったし、打線は活発。終盤は足も使っていたし、この勢いを次につなげたいところ。
それよりなにより、戸田投手が1試合を投げ切ってくれたのはうれしい誤算。父兄の方に聞いても初めてじゃないか?とおっしゃっていましたが、連戦となる試合で、シード校相手にこれだけの投球が出来たのは大きいです。
上中君を温存できたのも大きいですし。
3番水本、4番内山が当たっているのでうまくつなげたいですね。

市工芸はエースの岩中投手が誤算。今日の審判さんはゾーンが一貫して狭く、外がやや辛め。そこを使いたい岩中投手にとっては苦しいピッチングとなってしまいました。ただ、コントロールはそんなに悪かったわけではないし、この日の投球は忘れて、自分の投球をすれば、大丈夫な感じもします。古田投手も力があるし、なかなかいい投手陣です。
打線は4番の林君のホームランは素晴らしかった。ただ、全体的にまっすぐに合わずに打ちあぐみました。春の初戦という難しさもあったように思います。

2回に3点負けている場面でスクイズ、8回に4点負けている場面で先頭が出て送りバント。この辺りは相手にとってはありがたいと感じてしまう攻めでした。まぁ考え方は色々あるので、一概には言えませんが、特に8回は無死1塁でクリーンアップでしたので、もったいないな、と思いましたね。

なんにせよ、やっぱり地力のあるチームですし、松蔭も次の中部大第一戦の結果次第でまた当たるわけですが、簡単にはいかないな、と思いました。

でも、夏のリベンジをとりあえず果たしたし、いい形で中部大第一にぶつかってほしいですね。