スカイAで放送された明治神宮大会を一通り録画したので、順次観戦記をUPしていきます。
11月23日に行われた第4試合、函館大−九州共立大の観戦記です。

函館大
000000100|1 H2 E0
00020000X|2 H6 E0
九州共立大

投手成績
函館大
佐藤将 7回 90球 被安打6 三振4 四球0 失点2
塚野 1回 19球 被安打0 三振1 四球0 失点0
九州共立大
川満 7回 99球 被安打2 三振10 四死球4 失点1
大瀬良 2回 28球 被安打0 三振3 四球1 失点0
函館大の佐藤将投手は横浜創学館出身の4年生。右オーバーハンド。MAX138k。コントロール良くボールが動いて打たせて取る。
塚野投手は五泉高校出身の2年生。右オーバーハンド。MAX134k
九州共立大の川満投手は宮古総合実出身の3年生。左の長身サウスポー。全日本大学選手権で生で見ています。MAX142kを記録。カーブが縦に割れてキレがあります。
大瀬良投手は長崎日大出身の2年生。右のオーバーハンド。MAX150kを記録。伸びのあるまっすぐを投げます。スライダーもタテヨコとあって精度が高い。

(試合経過)
九州共立大の川満投手は1回に死球、2回にも四死球を2つ与え、やや不安定な立ち上がりでしたが、ここを凌いでリズムに乗ります。
九州共立大は2回に1死2塁、3回に2死1,2塁としますがチャンスを活かせず。
4回裏、4番対馬、5番木森の連続ヒットもどちらもピッチャーが取れそうな球でした。6番佐藤が送って1死2,3塁。7番小瀬戸の初球にワイルドピッチで九州共立大が先制。小瀬戸のショートゴロで3塁ランナーがホームを突き、ショートからバックホームもセーフ(記録野選)。2−0とします。
5回裏、1死1塁から犠打エラーで1,3塁に。しかし、牽制アウトと内野ゴロで無得点。
6回裏には、セカンドのナイスプレーと6番佐藤のライトライナーをファインプレーでアウトにして、リズムを作ります。
7回表、ここまでノーヒットだった函館大でしたが、先頭の長谷川が左中間を破る2ベース。5番鈴木のバントが捕手と投手が処理でぶつかり1塁セーフ(記録ヒット)6番谷川のゲッツー崩れの間に3塁ランナーホームインで2−1。尚も2死3塁までいきましたが、ここは川満が三振に斬ってピンチを脱します。
8回表から大瀬良が登板。8回1死から四球を出すも後続は断ち、そのまま九州共立大が逃げ切りました。
川満投手が素晴らしい投球をしていました。3回以降はほぼ完璧。7回は寒さもあって少し疲れたかな?と思いましたが、1点で凌いだのが勝利に結びついたと思います。
大瀬良投手も力があるし、まだ川満投手が3年生で大瀬良投手が2年生。プロからも声がかかるピッチャーだと思うので来年も楽しみですね。また全国の舞台で見たいです。

函館大はなかなか打てずにチャンスも作れない中、ピッチャーを中心に良く粘りました。6回の守備は見事だったし、それがあったから、反撃につながったと思う。ただ、失点した4回は、ピッチャーの守備を含めて、タイムリーなしの失点だったのは反省点。力が強い相手にミスなく戦う。これが出来ないと全国では勝てないということですね。