11月6日に熱田球場で行われた市内県立大会の決勝戦、松蔭−瑞陵の観戦記です。
松蔭の上中投手のピッチング、瑞陵の坂田捕手のプレーに注目して観戦しました。

松蔭
010000000|1 H8 E1
11200001X|5 H12 E0
瑞陵

投手成績
松蔭
上中(1)8回 144球 被安打12 四球5 三振7 失点5
瑞陵
成瀬(1)9回 107球 被安打8 四球0 三振1 失点1
上中投手は右のオーバーハンド。調子はまぁまぁに見えた。ただ、簡単に先頭バッターに四球を与えるケースが多かったのと、配球が単調に感じました。
成瀬投手は右のスリークォーター。まっすぐはなかなか。スライダーが良くきれていて、松蔭打線をひっかけさせていました。

(試合経過)
1回裏、先頭の野村がショートエラーで2塁に。送って1死3塁から3番坂田がタイムリー。瑞陵が先制。
2回表、先頭の5番内山が2ベース。送って1死3塁から1塁ゴロ野選でホームイン。1−1
2回裏、2死1、2塁から1番野村がタイムリー。瑞陵が勝ち越し。
3回裏、1死2塁から5番中島がタイムリー2ベース。2死2塁から7番がタイムリー。4−1
6回表、1死2塁から3番水本がライトへヒットも2塁ランナーが本塁憤死。4番上中がヒットも5番が三振。反撃出来ず。
8回裏、2死2、3塁から3番坂田がタイムリー。5−1
瑞陵が勝ち、市内県立大会を優勝しました。
瑞陵はやっぱり坂田君中心のチーム。この日は5打数5安打。先制打に駄目押し打。素晴らしい選手ですね。
いい場面で回ってくるし、結果も残す。見ていて何かやってくれる選手です。
あと、リードも素晴らしかった。松蔭はことごとくスライダーをひっかけさせられたし、上手くインコースを使って打ち取られました。
成瀬投手も無四球で応えました。打線も活発でしたし、優勝するにふさわしいチームでした。おめでとうございます。

松蔭は上中投手が捉えられました。ボールは力があります。ただ、まっすぐにタイミングを合わされて捉えられました。四球も改善点ですが、いいスライダーもあるし、打たれたことをどう勉強して活かすか、考えてほしいなぁと思います。
この日でいうと、序盤は外中心でした。そこを踏みこまれて打たれた。中盤以降はインコースにもボールがいって、打ち取れるようになった。球威があっても、踏み込まれては打たれる。それをさせない配球を、水本君と作っていってほしいなぁと思います。一冬のさらなる成長も期待します。

打つ方は6回がポイントでした。3点ビハインドで1死2塁から3番水本君のヒット。タイミングはきわどかったですが、点差を考えれば、止めて4番5番に期待をかける場面でした。こういう状況判断も大事にしていきたいですね。

どちらのチームも力のあるチームなので、春の試合が楽しみです。