10月29日に長良川球場で行われた準決勝第1試合、市岐阜商(岐阜1位)−三重(三重1位)の観戦記です。
市岐阜商のエース秋田投手は大会前から評判の投手。どういうピッチングをするかに注目して観戦しました。

市岐阜商
000000000|0 H5 E1
01012010X|5 H14 E1
三重

市岐阜商
秋田−桑原、不破
三重
三浦−小林
投手成績
市岐阜商
秋田(1)8回 111球 被安打14 四球0 三振1 失点5
三重
三浦(1)9回 102球 被安打5 四球1 三振8 失点0
秋田投手は左のオーバーハンド。球速よりも速く感じるボール。MAX139k。2年生。
三浦投手は右のオーバーハンド。ちょっとひねりを活かしたフォーム。MAX140k。スライダーの切れがいい。去年の秋にも見ています

(試合経過)
2回裏、2死3塁から7番三浦のタイムリー。三重が先制。1−0
3回表、1死1塁から1番安田のカウント2−2でエンドランを空振り。2塁への送球の際にインターフェアを取られて結果三振ゲッツー。
4回表、1死から3番伊尾のボテボテの内野安打のあと、ボークがあって1死2塁。しかし4番5番が連続三振で0点。
4回裏、1死3塁から6番小林の犠牲フライ。2−0
5回裏、1死1塁から3番岡本が左中間を破るタイムリー2ベース。2死2塁から5番前川がレフトオーバータイムリー3ベース。4−0
7回裏、2死2塁から5番前川尚がタイムリー。5−0
三重がそのまま勝って選抜切符をほぼ手中に収めました。
市岐阜商の秋田投手に注目しましたが、かなり捉えられました。無四球なのは良かったのですが・・・。変化球の時少しフォームが緩む感じもあるし、一冬の成長を期待したいです。
それ以上に守備が甘いし、ミスが得点につながりました。2回の先制を許した場面。最初の内野安打は仕方ない部分はあったと思いますが、7番三浦君のタイムリーはセカンド取れた当たりでしたし、その後の8番小田の内野安打もベースカバーのミスでヒットに。
5回には1死2塁で4番小川友のレフトフライでセカンドランナーがかなり出ており、すぐに2塁に投げればアウトだったのを遅れてセーフにしてしまい、その後に駄目押しの4点目となる3ベースを浴びる。7回もエラーのランナーでしたし、ちゃんと守っていれば1点で済んだところ。このあたりは、秋田君を助けたいところですね。

三重は打線が良く振れていました。また、三浦投手は素晴らしい投球をしていました。初回に1個四球を出したあとは四球を出さなかったし、昨年の秋の東海大会も経験しているだけに、安定感は抜群でした。三浦君はバッティングもいいですね。
守備も安定していたし、甲子園でもある程度戦えると思います。
ちょっと勝利のあと、喜びすぎかな?と思いました。まだ優勝したわけではないし、選抜は有力の段階ですからね。まぁ春までにまた目標を高く持って、一冬でたくましくなってほしいです。