7月17日に岡崎球場で行われた第2試合、名市工芸−松蔭の観戦記です。
松蔭の初戦突破に期待したのですが・・・。一度試合をしている市工芸と初戦の松蔭で差が出るのでは?と懸念した通りの試合となりました。

名市工芸
5010031|10 H9 E0
0000000|0 H3 E1
松蔭

名市工芸
服部−杉原
松蔭
上中、戸田、小林−水本
投手成績
名市工芸
服部(1)7回 81球 被安打3 三振6 四球0 失点0
松蔭
上中(1)3回 56球 被安打6 三振4 四死球3 失点6
戸田(12)3回 59球 被安打3 三振0 四死球5 失点3
小林(10)1回 14球 被安打0 三振0 四死球2 失点1
名市工芸の服部君は前回の岡崎西との試合よりもコントロールも最初から落ち着いていて、無四球は見事でした。スイスイと投げた印象です。
上中君は右のスリークォーター。MAXは137kを記録。ただ、とにかく投球練習からボールが上ずって、腕が振れず。置きに行って打たれる悪循環。投手経験の少なさがもろに出た印象。
戸田君もボールが高い上にバラバラ。まっすぐはまぁまぁも、これだけ四死球が多くては・・・。
小林君は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。こちらもコントロールに苦しむ。

(試合経過)
1回表、先頭の阪本にいきなり死球。そこから犠打、バントヒット、四球で1死満塁となり、5番杉原が初球を叩いて走者一掃タイムリー3ベース。6番村澤も右中間を破るタイムリー3ベース。更に2死3塁から8番服部も高いバウンドでピッチャーを超えていくタイムリー。5点を市工芸が先制。
3回表、2死1、3塁から8番服部がセンターへ落ちるタイムリー。6−0
3回裏、1死から8番白井9番近藤が連続ヒットで1,2塁とチャンスを作るも1,2番が倒れ0点。
6回表、2死1、2塁から5番杉原がタイムリー。2死満塁から7番横井が2点タイムリー。9−0
7回表、ピッチャー交代、小林。1死1、2塁からゲッツーを狙って1塁送球が悪送球。10−0
そのまま市工芸が7回コールドで勝ちました。
結局、松蔭が与えた四死球は10個。対して市工芸は0。この差が点差になりました。

上中君はボール自体は良い物を持ってます。8番の服部君に2本打たれたタイムリーはいずれも不運といえば不運な当たり。だから初回の立ち上がりさえなんとかしていれば大崩れはなかったと思う。
それだけに立ち上がりはすごく重要。これからもこの日のようにリリースに苦しみ、ばらつく日は出てくると思う。そういう時に頼れるボールを一つ見つけること。これが大事かな?と思います。
戸田君も同様。球威に頼る投手ではないので、丁寧に投げて打ち取るピッチングを身につけてほしいな、と思う。

打線はとにかくフライアウトが多かった。あと、当てに行くバッティングが目につきました。点差が開いて焦ったのもあると思いますが、特に最初の打席は自分の形でスイングしてほしいな、と思います。

名市工芸は初戦の振りの鈍さがウソのような点数になりました。ただ、結構ボールを振って助けた場面も多かったです。次は東邦戦。もちろん思い切っていくだけですけど、ストライクをしっかり振って、先手を取れるように頑張ってほしいです。