3月31日に刈谷球場で行われた第1試合、刈谷工−刈谷の観戦記です。
実力校同士ですが、勝った方しか県大会へ行けない瀬戸際の一戦。前日愛産大三河を圧倒した刈谷工の勢いが刈谷にどこまで迫るかに注目して観戦しました。

刈谷工
12000100|4 H11 E6
10302032|11 H15 E0
刈谷

刈谷工
神田、久野−杉浦テツ
刈谷
山田−北村
投手成績
刈谷工
神田(1)4回 48球 被安打6 四球1 三振1 失点4
久野(10)3回1/3 76球 被安打9 四球3 三振0 失点7
刈谷
山田(1)8回 122球 被安打11 四死球4 三振2 失点4
刈谷工の神田君は右のオーバーハンド。やや小柄。まっすぐはそこそこ。
久野君も右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。
刈谷の山田君は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。序盤は決め球が甘く入り打たれましたが、中盤からテンポが良くなりました。

(試合経過)
1回表、2死満塁から6番片岡がレフトへタイムリー。刈谷工が先制。
1回裏、2死2塁で牽制に内野が入らずセンターへボールが抜けるエラー。返球の隙をついてランナーホームイン。1−1
2回表、1死満塁から3番杉浦テツの犠牲フライ。更に2死1、2塁から4番長坂が甘いスライダーを捉えてレフトへタイムリー。 3−1
3回裏、1死1、3塁でショートゴロを弾いてエラー。3塁ランナーホームイン。更に1死1、2塁から4番服部が右中間へ運ぶ2点タイムリー2ベースで逆転。4−3
5回裏、ピッチャー交代、久野。1死1、3塁から4番服部がタイムリー。中継の隙をついて服部は2塁を狙うもタッチアウト。5番小塚がタイムリー。6−3
6回表、2死1塁から2番杉浦ヒデがレフトオーバーのタイムリー2ベース。6−4
7回裏、無死2塁から4番服部がライトへこの日3本目となるタイムリー。2死2塁から7番北村がタイムリー。2死3塁から8番宮内がサードへセーフティバントを試みサードがエラー。9−4
8回裏、無死2、3塁から3番鈴木がタイムリー。1死満塁から6番山田がタイムリーを放ちコールド成立。刈谷が勝ちました。
刈谷工はノックの合間をうまく使って、たくさんボールを触っていました。工夫しているのが伝わってきます。
5回以降も毎回チャンスはあったんですけどね。6回の1点のみに終わりました。
エラー6つはさすがに多すぎ。バント処理とか牽制エラーとかは防げるエラー。やっぱり減らしてほしい。

刈谷は足攻が見事。相手を揺さぶっていました。好走塁もあったし、走塁に力を入れているのが伝わってきます。
4番の服部君が4打点の活躍。特に逆転となる2点タイムリー2ベースは打った瞬間はライトの凡フライに思いました。これが伸びて伸びて外野を超えていく。ちょっと規格外の打球でしたね。

山田君は初めて見たと思います。力はありますので、この先も楽しみ。左の清水君もいるはずなので、きちっと整備して、まずは春を戦ってほしいですね。
地力は高いチームです。