3月23日に菊華グランドで行われた第2試合、菊華−松蔭の観戦記です。
昨年の春も菊華と当たり、コールド負けをしている松蔭がどこまで食らいつけるか、菊華の好投手、木村君がどういうピッチングをするかに注目して観戦しました。

菊華
20052111|21
0000213|6
松蔭

菊華の先発はエースの木村君。左のオーバーハンド。序盤はまっすぐを中心にぐいぐい押してきました。四球2つとややコントロールは荒れ気味。牽制はエラーになりましたが、相変わらずうまいです。

松蔭の先発はエースナンバーを付けた上中君。右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか球威があり、3回には菊華の3番4番を連続三振に取るなど、力があります。楽しみなピッチャー。
2番手の戸田君は右のオーバーハンド。ちょっとボールが浮いているところを狙われ大量失点。味方の拙守もありましたが。強いチームへの投球をどうしていくか。経験ですね。

(試合経過)
1回表、先頭が2ベースと中継乱れる間に3塁へ。2番がタイムリー。3番が右中間を破るタイムリー2ベース。菊華が2点先制。
松蔭は1回裏、2死から四球と牽制エラーで2塁に行くも、4番が倒れ0点。
2回裏、先頭が初ヒット。四球で無死1,2塁となるも、7番がバントの構えをしながら結局バットに当たらず見逃し三振。8番がゲッツーでチャンスを逃す。
4回表、ピッチャー交代、戸田。1死2塁から7番がレフトへタイムリー。8番もセンターへ鋭いタイムリー。センターが打球を逸らしバッターランナーもホームイン。1死1、3塁からワイルドピッチ。2死1、3塁から4番がカーブを捉えてタイムリー。打者一巡でこの回5点。7−0
4回裏、菊華はピッチャー11番に交代。小柄な右アンダーハンド。
5回表、無死2塁から7番がタイムリー2ベース。8番もタイムリー。9−0
5回裏、ピッチャー交代、10番。左のオーバーハンド。1死から7番が右中間を破る3ベース。途中出場の8番の背番号15がショートタイムリー内野安打。9番に四球を出したところでピッチャー交代、佐々木。右のオーバーハンド。2死1、2塁から2番がタイムリー。3番の鋭いヒット性の打球がランナーに当たり、守備妨害でアウトに。もったいない結果となりました。9-2
6回表、エラーっぽい2ベースをきっかけに1死1、3塁から6番の犠牲フライ。10−2
6回裏、1死1塁でピッチャー交代、渡辺。替わりっぱな6番が2ベースを放ち1死2、3塁。7番上中が犠牲フライ。10−3
7回表、死球2つで1死1、2塁から3番がタイムリー。四球を挟んで5番もタイムリー。1塁ゴロをホーム送球を落としエラー。8番2点タイムリー。ピッチャー交代11番。四球で満塁から1番の3点タイムリー2ベース。ヒット、四球四球で押し出し。5番の犠牲フライ。21−3
ここで時間が無くなりました。
21−6の7回コールドで菊華が勝ちました。
結果的に大量得点差になりました。ただ、松蔭も悪い事ばかりじゃなかったと思います。

もちろん、失点の原因となったのは、ピッチャーが踏ん張れなかったこと。四球で崩れたこと。外野守備がドタバタしたこと。大事なところで内野もミスが出たこと。色々ありますが、次に活かそうと前向きに思ってほしいですね。

収穫はピッチャー。エースナンバー(ウエナカ君?)は、短いイニングしか投げませんでしたが、なかなか速い球を投げていたし、立ち上がりこそ打たれましたが、2回3回はしっかり抑えた。自信を持っていいと思います。リリーフ向きかな?と思いますが、この経験を活かしたいところ。

打つ方も、菊華のエースは打てませんでしたが、3番手以降は打ち崩した。これは大きいと思います。

もったいなかったのは2回の無死1,2塁。バントの構えで2つストライクを見逃し、最後も見逃し三振。せめてバントをしてうまくいかないなら分かりますが、余りにも無駄な打席になってしまいました。中途半端はもったいないですので、気持ちを強く持ってほしい。

外野守備は練習環境が厳しいので、実戦で慣れるしかないと思います。あとは中継を大事にしてほしいですね。

松蔭のキャッチャーは素晴らしいですね。これからも楽しみです。

菊華はエースの木村君がさすがの投球。意外と球がばらついていたのは気になりましたが。でも球威はあります。
打つ方は打球がやっぱり私学で違います。木村君に続くピッチャーが課題かもしれませんね。