大会3日目第2試合、東北−浦和学院の観戦記です。
浦和学院を最後に全高校が出そろいました。

東北
000002000|2 H8 E0
30200020X|7 H15 E2
浦和学院

東北
夏井、片貝−吉川
浦和学院
佐藤−森

投手成績
東北
夏井(10)3回 66球 被安打8 四球3 三振0 失点5
片貝(18)5回 77球 被安打7 死球2 三振2 失点2
浦和学院
佐藤(1)9回 124球 被安打8 四球1 三振2 失点2

東北の夏井投手は2年生。夏は背番号1だったそうです。167cmと小柄。ひじをぎりぎりまで隠して投げるフォーム。MAX121k
片貝投手は右のサイドハンド。MAX135k。まっすぐとスライダーのコンビネーション。2年生。
浦和学院の佐藤投手は1年生。右のオーバーハンド。スローカーブを多投して緩急を付ける。MAX136k。変化球も多く打たせて取るのがうまいP。

(試合経過)
1回裏、ヒット2本で1死1,3塁から、4番沼田が泳ぎながらも三遊間を破りタイムリー。2死後6番石橋が2点タイムリー3ベース。浦和学院が3点を先制。
3回裏、2死1,3塁から7番森の当たりサードの送球が逸れて記録内野安打でタイムリー。四球で満塁となり、9番遠藤がタイムリー。セカンドランナーはタッチアウトも5−0とします。
4回表、ヒット2本が出るも、ショートのナイスプレーと4番上村の痛烈なピッチャーライナーにうまく反応してアウトに。いいプレーで反撃を許しません。
6回表、先頭に四球の後、3番小川の当たりをサードがトンネル。無死2,3塁となり、打席は4番の上村。ライトへ放った打球をライトがファインプレーでアウトに。犠牲フライにはなりましたが、エースの佐藤を救います。2死後6番吉川がタイムリー。さらに7番酒井も2ベースで続き、2死2,3塁としますが、8番が倒れ2点どまり。
7回裏、2死満塁で1番佐藤が2点タイムリー。自らを楽にして7−2とします。
8回、9回と先頭を出した東北でしたが、どちらもゲッツーでチャンスをつぶし、ゲームセット。浦和学院がベスト4に駒を進めました。
東北はエース上村君を温存。3枚看板ということで、夏井君、片貝君に託しましたが、浦和学院打線を抑えることが出来ませんでした。
ただ、タイプの違う投手を3人持っているのは強みですよね。まずは選抜に向けてしっかり調整してほしいです。
打つ方は佐藤君の術中にはまった印象です。1回戦で釜田君を攻略したように力はあると思うので、一冬でしっかり振りこんでほしいです。

浦和学院はよく打ちますね。打線は活発です。無死1塁でもバントをせずに打て打て。徹底しているのはいいと思いますが、はまったときが怖いかな?
エースの佐藤君は1番を打つというのが珍しい。ただ、さすがに良く打ちます。センスの塊なんでしょうね。成長が楽しみな選手です。
あと、エラーも2つありましたが、いい守備でバックが助けていました。荒っぽさもありますが、力で打ち破るという形のチームなんでしょうね。これはこれで徹底しているので面白いと思います。

ただ、あのユニフォームは・・・。JAPANのパクリはどうかと。