2日目第3試合、愛知学院大−早稲田大のTV観戦記です。
早稲田のドラフト1位トリオ、斉藤、福井の投球に注目しました。

愛知学院大
000000000|0 H4 E2
00030001X|4 H8 E1
早稲田大

愛知学院大
浦野、萩原−永嶋
早稲田大
斉藤、福井−市丸
投手成績
愛知学院大
浦野 7回 111球 被安打6 四死球3 三振8 失点3
萩原 1回 24球 被安打2 四球0 三振1 失点1
早稲田大
斉藤 6回 88球 被安打4 四球2 三振7 失点0
福井 3回 39球 被安打0 四球0 三振2 失点0

愛知学院大の浦野投手は3年生。大黒柱です。MAXは140kとあんまり出ていませんでしたが、スライダーの切れが良く、まっすぐがシュートしているのが良く効いていました。
萩原投手は1年生。常葉菊川高時代に甲子園の決勝戦でも登板経験のあるピッチャー。次代のエース候補でしょうね。MAX143k。どっしりとした体格。空振りを取れる球が欲しい。

早稲田大の斉藤はMAX147kを記録もまっすぐの多くは130k台。変化球が多く、コントロールもやや甘め。この日はあんまり良くなかったんでしょうね。フォームが小さく感じます。
福井投手は変化球がはっきり抜ける球も多かったですが、MAX149kのまっすぐとタテヨコのスライダーで組み立てていました。

(試合経過)
1回表、斉藤は先頭の梶原を四球で出すも鋭い牽制で刺す。その直後に2ベースを浴びていたので大きなプレーでした。1死2塁後も3番4番を抑えて0点で立ちあがります。
一方の浦野は1回を2三振を含む三者凡退。3回までヒット1本に抑えて5三振と抜群の立ち上がりを見せます。
4回裏、1死から、3番宇高のヒット、4番山田のポテンヒットで1,3塁とし、5番地引のセーフティスクイズは浦野の好フィールディングもあってセーフっぽかったですが、アウトに。しかし、ここで浦野がコントロールを乱し6番松永を四球で歩かせ、続く市丸にも3ボールに。カウント1−3から真っすぐを捉えられて3点タイムリー2ベースとなり、早稲田が先制します。
5回裏、先頭の9番斉藤が2ベース。しかし、1番土生のバントで3進出来ず、この回無得点。
6回表、1死からバントヒットとエラーで1死1,3塁に。4番古屋が四球を選び満塁に。しかし斉藤が三振と内野ゴロに抑え0点に抑えます。
6回裏、7回裏と2人ずつランナーを出すも浦野が踏ん張ります。
8回裏に萩原が登板。2死3塁から代打の櫻庭がタイムリーを放ち駄目押し。
7回から登板の福井がパーフェクトリリーフで早稲田が快勝。準決勝に駒を進めました。
愛知学院もチャンスが無いわけではなかった。初回と6回は大きなチャンスだったし、捉えた打球もあった。
ここぞというところで抑える斉藤君が見事といえば見事なんですが・・・。
打線がやはり全国の舞台では鍵となってきます。
浦野君は見事な投球でしたし、コントロールにやや苦しむ場面もありましたが、粘っていました。萩原君という次代のピッチャーもいます。来年もう一度全国の舞台にリベンジしてほしいですね。

早稲田大はスター軍団なのですが、意外と打てませんでした。ただ、随所にいいプレーや走塁もあったし、足攻も見事でした。
斉藤君はこの日の投球だとプロでは難しいという判断をしてしまいます。まぁこの人ほど賛否が分かれるピッチャーも珍しいのですが・・・。
個人的にはもっと腕を振ってほしいな、と思います。
福井君はリリーフ向きではないかな?時々抜けるのがどうかな?と思います。凄みは感じないのがどうかな。
あとショートの松永君がエラーもありましたけど、いいプレーを見せていました。

あと、早稲田の選手は全体的にテンポが遅い。悪い意味でプロみたいでした。