1日目の第2試合、東北−金沢の観戦記です。
金沢の釜田君の速球が注目されていました。

東北
100000020|3 H11 E0
000000000|0 H9 E0
金沢

東北
上村−吉川
金沢
釜田−丹保
投手成績
東北
上村(1)9回 114球 被安打9 四球2 三振3 失点0
金沢
釜田(1)9回 136球 被安打11 四球1 三振7 失点3

東北の上村君は右のオーバーハンド。183cmと上背もあり、どっしりとした体格。MAXは136kながら、コントロールが良く、スピリットなどでボールを動かしながら打たせて取ります。終盤でも球威が落ちない。
金沢の釜田君は右のオーバーハンド。MAXは150kを記録。腕の振りはさすがに早いです。ややフォームは大きい。常時140k台を記録するまっすぐは魅力ですね。

(試合経過)
1回表、2死2塁から4番上村は1,2塁間への当たり、セカンド良く追い付くも1塁はセーフに。その間に好走塁でセカンドランナーがホームを陥れ東北が先制します。
2回裏、1死から5番釜田が2ベースを放つも後続倒れ0点。
4回表、先頭の4番上村が2ベース。送って1死3塁とするも、ここは釜田が踏ん張り0点。
4回裏、金沢は拙攻。先頭の3番中村がバントヒットを決めるも、2塁盗塁死。その直後に4番石田が2ベースを放つも、5番釜田の打席で牽制アウト。その釜田が内野安打、6番丹保が四球を選ぶも結局7番が倒れ0点。
お互いなかなかチャンスが掴めない中、8回表、2死1塁から4番上村が左中間へ運ぶ2ベース。2,3塁から5番茶屋が1,2塁間を破る2点タイムリーヒットで待望の追加点。
結局金沢は6回以降、毎回安打で出るも得点が奪えず完封負け。東北が2回戦へと駒を進めました。
お互いにバントでファールになったり、牽制死や盗塁死があって、拙攻が多かった試合。
ただ、東北は釜田君の速球全く振り負けていなかったのが印象的でした。高めに浮いた変化球をうまくとらえるなど、打線は力がありますね。
また、ピッチャーの上村君の投球は安定感が抜群でした。高校生なら、130k前半から中盤でも、うまく攻めれば抑えられるお手本のような投球でしたね。打つ方も4番で3安打。大黒柱ですね。

金沢は釜田君の踏ん張りに打線が応えられませんでした。4回の攻撃が象徴的でしたね。
選抜では釜田君をどこまで周りが助けられるか。あと、釜田君には故障なく冬成長してほしいですね。甲子園を沸かしてほしいです。