7月26日に瑞穂球場で行われた準々決勝、横須賀−栄徳の観戦記です。
1回戦で見たときに強いなーと感じた横須賀。そこから苦しい試合を勝ってここまで勝ちあがってきたのは素直にうれしかった。その横須賀がどこまで栄徳に通用するかに注目して観戦しました。

横須賀
0100000|1 H7 E2
0213002|8 H10 E0
栄徳

横須賀
冨谷、桑原−田中、廣澤
栄徳
秋山−大河内
投手成績
横須賀
冨谷(11)3回1/3 53球 被安打4 四球1 三振0 失点5
桑原(1)3回1/3 64球 被安打6 四死球4 三振2 失点3
栄徳
秋山(11)7回 83球 被安打7 四球0 三振3 失点1

冨谷君は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。丁寧に投げていましたが、途中から少しボールが抜けていました。
桑原君は左のオーバーハンド。前回に見た一宮興道戦から比べるとまっすぐの球威ががっくりと落ちていました。
秋山君は左のオーバーハンド。まっすぐはまずまず。コントロールがいいですね。

(試合経過)
2回表、2死2塁から8番田中がレフトオーバータイムリー2ベース。横須賀が先制。1−0
2回裏、無死1塁から送りバントをピッチャーが悪送球。カバーの外野もクッションを誤り、一気にホームイン。尚も無死3塁から6番赤松の右中間の長打性の当たりをセンター好捕。犠牲フライになり1点。栄徳逆転。2−1
3回裏、2死3塁から3番水野がタイムリー。3−1
4回裏、1死2、3塁でバッテリー交代。桑原−廣澤に。8番秋山がスライダーを上手くレフトへタイムリー。9番大河内の浅いレフトフライでタッチアップ成功。2死2塁から1番貞包がセンターへヒット。好返球もキャッチこぼしタイムリーに。6−1
7回裏、1死1、2塁から犠打を捕手が1塁悪送球。2塁ランナーホームイン。更に2死2、3塁から1番貞包がレフトへタイムリーでコールド成立。栄徳が勝ちました。
横須賀は一宮興道戦を見て、桑原君のすばらしい投球に魅かれ、動向を注目していました。その後苦しい試合を逆転でものにし、春日丘を破ってベスト8まで進出。すばらしい戦いを見せてきました。
が、前日の明和戦での死闘が確実に蝕んでいたようで、桑原君がこの日、途中から出てきましたが、以前見たときの球威は失われていました。
そんな中でも必死に投げていましたが・・・。でも最後までがんばっていました。疲れがかなりあると思いますが、新チームの公式戦が始まる8月半ばまでに調整してほしいです。
あと、前回見たときは気づかなかったのですが、センターの梶原君がすばらしいプレーをしていました。彼もまだ2年生。秋からの戦いを注目したいです。

栄徳は秋山君が完投。もともと秋の時点ではエース格で投げたりもしていましたので、力はあります。
2人を休ませたので、次の戦いも力を出し切れそうですね。秋山君は打撃もすばらしい。以前は外野も守っていましたが。
栄徳は初のベスト4でした。角岡君という力のある投手が残りますので、秋からも注目ですね。