7月25日に瑞穂球場で行われた5回戦、愛工大名電−東邦の観戦記です。
私学4強同士の好ゲームを期待したのですが・・・。

愛工大名電
2000030|5
1051311|12
東邦

愛工大名電
上之園、谷口、都築、坂谷、谷口−後藤、清岡
東邦
芳賀、小森−都築

(試合経過)
1回表、2死1、2塁から5番辻が低めのまっすぐを捉えて左中間へ2点タイムリー2ベース。名電2点先制。
1回裏、2死2塁から4番都築が詰まりながらセンターへタイムリー。2−1
3回裏、1死2、3塁から6番芳賀がレフトへタイムリー。7番小澤の1塁内野安打タイムリーで逆転。更に1塁ゴロでエラー。2塁ランナーホームイン。1死満塁でピッチャー交代、谷口。押し出し四球。2番小川のセカンドゴロの間に1点。6−2
4回裏、2死満塁から押し出し四球。7−2
5回裏、1死2、3塁から5番藤田がレフトへタイムリー。更に1死2、3塁から6番芳賀が2点タイムリー。ピッチャー交代、坂谷。四球2つで満塁になってピッチャー交代、谷口。10−2
6回表、1死3塁から2番富澤のショート内野安打で1点。更に1死2、3塁からショートゴロで1点。5番辻がライトへタイムリー2ベース。10−5
6回裏、2死1塁から5番藤田のタイムリー2ベース。11−5
7回裏、2死満塁から4番都築がセンターオーバーサヨナラコールド勝ちでした。
一言、ひどい試合でした。
東邦も付き合いすぎですが、名電が余りにもひどい。

テンポも悪いし今年最低の試合でした。

東邦は芳賀君が先発。この大会のここまでの試合内容や展開で、上村君が投げていないということは、投げられないということなんでしょう。(一応ブルペンには入っていましたが)
芳賀君は思ったよりは球威があるように感じますが、細かいコントロールはない。意外と安定感を感じないピッチャーです。強い相手をどこまで抑えられるか・・・。
小森君が意外と投げられたのが収穫ですね。

打つほうは芳賀君がすばらしいバッティング。彼が6番なのは強いよな、と思わされます。打線は物足りない部分もありますが、上向いてきている感じもあるので、投手陣を助けてあげたいですね。

さて名電なんですが・・・。

実力的には秋から県大会で勝てなかったり、地区の2次Tで大負けしたりだったので、こんなもんだったと言えると思います。

以前と違って不必要なバントとかはなくなったのですが、とにかくリズムが悪い。ピッチャーはただでさえコントロールが定まらない上に、間合いが異常に長い。このあたりの相互関係は分かりませんが、キャッチャーのタイムも異常に多いし、この間延びが打線にも影響したのでは、と思います。

それから谷口君が中心なのは分かりますが、頼りすぎ、というか背負わせすぎ。
あまりにも彼が気の毒でした。

作戦にも疑問。6点を追う場面でのダブルスチール失敗。ダブルスチール自体を否定するわけではないですが、絶対に成功する場合以外は走っちゃいけない場面。
最後のあと1点でコールドの2死満塁で外野が前目に守っていたこと。理解不能です。相手は4番だし、案の定頭を超された時は乾いた笑いをしてしまいました。

この日の主審も良くありませんでした。もっとスピーディに試合をするようにコントロールするべき。全くできていないし、お互いに好きなようにやらせているので、間延びが酷い。これも最低の試合になった要因の一つです。

せっかくのたくさんのお客さんの入った期待の一戦だっただけに、がっかり感が非常に強くなりました。負けたら終わりで慎重になるのは分からないではないですが、この試合にかかわった方に反省してほしいと感じます。