6月5日に小牧球場で行われた第2試合、阿久比−誉の観戦記です。
知多地区で唯一ベスト4に残った阿久比。あまり大会で勝ち残ったところを最近聞かないので、誉相手にどういう試合をするかに注目しました。

阿久比
0000000|0 H0 E3
111130X|7 H9 E2


阿久比
渡邊、久野−杉江

奥村−若杉
投手成績
阿久比
渡邊(1)5回 73球 被安打9 四球1 三振1 失点7
久野(19)1回 16球 被安打0 四球1 三振1 失点0

奥村(10)7回 87球 被安打0 四球3 三振2 失点0
阿久比のエース、渡邊君は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。変化球を混ぜて必死に交わした印象。コントロールは安定。
久野君も右のオーバーハンド。まっすぐはそんなに速くない。変化球がやや多め。
誉の奥村君は去年の夏に1年生ながら登板。体が一回り大きくなったかな?と思います。まっすぐはぼちぼち。変化球で追い込めるピッチャーですね。

(試合経過)
1回裏、ヒット、バッテリーエラー、内野ゴロで1死3塁とし、3番田中眞が犠牲フライを上げ先制。1−0
2回裏、先頭の長谷川の2ベースを足がかりに1死3塁とし、8番奥村がスクイズを決め2−0
3回裏、1死3塁からまたも3番田中眞が犠牲フライ。3−0
4回裏、2死2塁から8番奥村がタイムリー。4−0
5回裏、1死3塁から3番田中眞がこの日3打点目となるライトオーバータイムリー3ベース。4番松澤もタイムリー3ベース。更にワイルドピッチで加点。7−0
7回表、やや疲れたかボールが先行し、2つ四球を出すも奥村が踏ん張り、0点に抑え、誉が7回コールドで勝ちました。
誉の奥村君は7回参考ながらノーヒットノーラン達成です。

誉は相手のミスにつけ込んだ部分もありましたが、確実に毎回チャンスを活かす理想的な展開。奥村君も安定したピッチングで期待にこたえました。エース伊藤君の負担を減らし、夏勝ちあがるためには1枚でもピッチャーは必要ですからね。そういう意味では大きな投球でした。
打つ方は6番の長谷川君が3安打。春の県大会では4番だったので、外されて奮起したのかな?

阿久比はヒット性の当たりも全くなかったわけではないのですが、捉えきれませんでした。2回、5回、7回と2塁には進めたんですけどね。公立勢は打線がやはりなかなか対応が難しいですから、中盤までいかに接戦に持ち込むかが重要でしょうね。