5月29日、春日井球場で行われた第1試合、高蔵寺−栄徳の観戦記です。
尾東大会の準決勝になります。夏のシードを取った栄徳に注目して観戦を決めましたが、高蔵寺のエースに目を奪われました。

高蔵寺
000000000|0 H3 E1
000000001|1 H4 E2
栄徳

高蔵寺
宮原−大田
栄徳
加藤滉−大河内
投手成績
高蔵寺
宮原(1)8回1/3 125球 被安打4 四球3 三振4 失点1
栄徳
加藤滉(1)9回 93球 被安打3 四死球4 三振3 失点0
高蔵寺の宮原君は右のオーバーハンドで、きれいに上から投げます。どっしりとした体形。テンポが速く、コントロールがいい。追い込んでからの変化球で内野ゴロの山を築く。すばらしい投球を見せました。
栄徳の加藤滉君は右のサイドに近いスリークォーター。ピンチは結構ありましたが併殺3つ。球威もまずまずありますし、安定感ありますね。

(試合経過)
2回表、先頭の大田がヒット。2死1,2塁までいきますが無得点。
3回表も1死から連打で1,2塁とチャンスを作りますが、3番宮原がこの日2つめのゲッツー。
3回裏、1死から、8番の加藤滉が初ヒット。バッテリーエラーで2塁に進むも、チャンスを活かせず。
締まったテンポのいい投手戦。5回終わって0−0
栄徳は5回6回と得点圏に進めるも無得点。
7回表、先頭の大田が死球。5番桑田の犠打をエラーして無死1,2塁。犠打と四球で1死満塁の大チャンスでしたが、8番立野がチーム3つめのゲッツーとなる投ゴロ。チャンスを活かせず。
9回表、先頭の宮原のショートゴロを悪送球で2塁に。送って1死3塁としますが、5番桑田がショートゴロ。四球を挟んで7番白木がセカンドゴロで無得点。
9回裏、先頭の廣瀬が右中間を破る3ベース。3番水野を打ち取り、4番、5番は四球。1死満塁から6番赤松がライトオーバーサヨナラタイムリー。栄徳が勝ちました。

テンポのいい試合でしたが、どちらもチャンスは作っていました。どちらかといえば高蔵寺のがチャンスも多く押していましたが・・・。
7回、9回と決定機を活かせなかったのが痛かったですね。
でも、宮原君の良さには驚きました。見に来ていた人の会話が聞こえてきた感じだと、特にこの日は調子が良かったようですが・・・。でも、安定感は間違いなくありますし、夏も楽しみなピッチャーです。高蔵寺は毎年いいピッチャーを作りますね。
栄徳は最後は私学の意地かな?こちらも会話が聞こえてきて、尾東大会はいままで私学が勝ってきているらしいので・・・。
打つ方は少し翻弄されすぎかな?とは思いますが、こういう事はありえますしね。勝たなきゃいけない試合を勝った経験は大きいと思います。
秋に見た時は左の秋山君が投げていたと思います。夏に向けて調子を上げていきたいところですね。