4月29日に熱田球場で行われた第1試合、愛産大工−東邦の観戦記です。
名電を破りシードを獲得した愛産大工が東邦とどういう試合をするかに注目して観戦しました。

愛産大工
20001100|4 H7 E1
04002212|11 H16 E2
東邦

愛産大工
小澤、津田−犬飼
東邦
小森、池田−都築
投手成績
愛産大工
小澤(1)7回 140球 被安打14 四死球3 三振2 失点9
須田(10)1/3 11球 被安打2 四球0 三振1 失点2
東邦
小森(11)5回0/3 81球 被安打7 四球1 三振4 失点4
池田(18)3回 48球 被安打0 四球1 三振1 失点0
小澤君は、前回の名電戦よりも調子は今ひとつだったと思います。この日はスローカーブを多投していました。中盤からはストライクが入っていましたが、なんとなく苦しいのかな、と思えてしまう感じがかえってしてしまいました。
須田君も1つ三振を取ってうれしそうだったのですが・・・。
小森君はやっぱり以前ほど球威を感じません。まっすぐはそこそこでしたし・・・。カーブが多めでした。
池田君は右のオーバーハンド。こちらもオーソドックスな投げ方。こちらは球速はまぁまぁ。

(試合経過)
1回表、ヒットと犠打エラーなどでチャンスを広げ、2死満塁から6番佐藤がレフトへ2点タイムリー。愛産大工が2点先制。
2回裏、1死3塁から6番坂野がレフトへタイムリー。更に1死2塁から7番小森がセンターを超えるタイムリー2ベース。尚も1死1、3塁から9番嶋谷が3塁線を破るタイムリー2ベースで逆転。1塁ランナーはホームタッチアウト。しかし、2死2塁から1番山中もタイムリー。4−2と一気にひっくり返します。
5回表、2死3塁から3番水野がレフト前に落ちるタイムリー。4−3
5回裏、2死2、3塁から8番服部が詰まりながらセカンドオーバー2点タイムリー。6−3
6回表、無死2塁から6番佐藤がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、池田。後続はしっかり抑え、6−4で終わります。
6回裏、1死1塁から3番上戸がレフトオーバータイムリー2ベース。さらに2死3塁から5番都築がカーブを捉えてタイムリー。8−4
7回裏、2死2塁から1番山中がタイムリー2ベース。9−4
8回裏、ピッチャー交代、須田。1死2塁から5番都築がレフトへ2ラン。11−4でコールド成立しました。

愛産大工は初回からいい走塁を見せるなど、東邦に喰らいつきました。小澤君も本調子ではないながらも踏ん張って試合を作っていました。ベスト8までくるだけの力を見せたと思います。7回に後一本が出せていたらもう少しもつれましたが・・・。投手陣がこの経験をどう生かすか。夏が楽しみです。

東邦はやっぱり打球がすばらしいです。ライナーで強く叩くバッティングを全員が徹底してきます。上戸君がいい意味で目立ってなかったですが、この日も勝負どころでしっかり打つあたりは役者が違うな、と思いました。
2番手に投げた池田君は3イニングを抑えたことで、大きな経験となったと思います。
現時点では本命で間違いないですね。