11月1日に小牧球場で行われた全尾張大会の1回戦、弥富−丹羽の観戦記です。尾張の公立ではコンスタントにいいチームを作ってくる丹羽は、実は初めてでした。弥富相手にどういう試合をするかに注目して観戦しました。

弥富
000021200|5 H6 E0
000000300|3 H12 E0
丹羽

弥富
甲斐、安井−岩田
丹羽
立入、伊藤、石井−加藤

弥富
甲斐(1)6回2/3 97球 被安打8 四球1 三振4 失点3
安井(10)2回1/3 45球 被安打4 四球1 三振2 失点0
丹羽
立入(10)5回 82球 被安打4 四球3 三振3 失点2
伊藤(1)1回1/3 被安打2 四球3 三振1 失点3
石井(3)2回2/3 被安打0 四球1 三振1 失点0

弥富の甲斐君は右のオーバーハンド。天白戦で一度見ています。アーム投げ。序盤は130k台は出ていましたが、6回くらいで球威が落ちていました。
安井君も右オーバーハンド。こちらは地区予選の江南戦で見ています。まっすぐは130k前後。こちらもややアーム投げっぽいです。きわどいところを取ってもらえず苦労していました。
丹羽の立入君は左のオーバーハンド。小柄でまっすぐも120k前後。スライダーとチェンジアップでうまく打ちとっていました。何気に足が速い。
伊藤君は右のスリークォーター。まずまず上背もあります。コントロールが良くなく苦しみました。
石井君も右のオーバーハンド。変わった直後はコントロールに苦しみましたが、2イニング目からは安定。なかなか力もありました。

(試合経過)
2回表、1死から連打で弥富がチャンスを作り、バッテリーエラーで2,3塁になりますが、後続が続かず無得点。、
4回にもチャンスを逃した弥富でしたが、5回表、先頭の甲斐がヒットで出て、相手の犠打野選もあって、1死2、3塁となり、3番三浦がスライダーを捉えて右中間を破る2点タイムリー3ベース。弥富が2点を先制。
その裏、無死1,2塁のチャンスを作るも、いいフィールディングもあって、バントを3塁で殺すと、満塁から、ショートゴロでゲッツーに取り、無得点に。
6回表、替わった伊藤から2死2塁とし9番甲斐が3遊間を抜くタイムリー。3−0
7回表、1死2、3塁から5番佐藤弘が1塁後方へ落ちるタイムリーヒット。ここでピッチャー交代、石井が登板しますが1死2、3塁からワイルドピッチ。5−0
7回裏、5番加藤、6番保の連続2ベースと7番松永のタイムリー。3連打で2点を返す。ここで、盗塁した際に打者が守備妨害したと判断されアウトに。それでも2死2塁から1番小川の止めたバットに当たった打球がライトへ落ちてタイムリー。ここで替わった安井がなんとか抑えますが5−3。
8回裏、1死2塁から5番加藤がヒットを放つもホームタッチアウト。9回にもチャンスは作りましたが、安井が踏ん張りそのまま弥富が逃げ切りました。

弥富は、新チームになって初めて見たときもあまりに打てなくてびっくりしましたが、この日も打線はあまり振るわず。小粒な選手が多いな、というのが印象です。ピッチャーも抜けた力はないですし、かつての強かった弥富の面影が少ないです。一冬の成長に期待したいところですが・・・。3番の三浦君はなかなか足も速くいい選手ですね。

丹羽はエースナンバーの伊藤君の乱調が痛かった。他の2人が踏ん張っていただけに・・・。
ショートの小川君は守備の動きが良く、肩もなかなか。公立でもこういう選手はいるんですよね。ピンチでも前進守備をひかないなど、1点を守るよりは、取られたら取り返すという意識に見えました。なかなか面白いチームですね。