9月23日に長良川球場で行われた第1試合、県岐阜商−中京の観戦記です。
夏の県大会の準決勝でも死闘を演じた両校。秋も準決勝でぶつかりましたが、またも延長戦の大接戦となりました。

県岐阜商
3000000000001|4 H11 E2
3000000000000|3 H11 E1
中京
(延長14回)
県岐阜商
三輪、松田−井貝
中京
加藤−広瀬

投手成績
県岐阜商
三輪(1)6回1/3 95球 被安打7 四死球4 三振1 失点3
松田(18)7回2/3 96球 被安打4 四死球3 三振3 失点0
中京
加藤(1)14回 186球 被安打11 四死球5 三振15 失点4

県岐商の三輪君は右のオーバーハンド。上背はあります。まっすぐはそこそこです。緩急や落ちる球を使ってゴロを打たせて取るピッチャー。これからの伸びシロはありそうです。
松田投手は夏の甲子園でも少しだけ投げたピッチャー。右のオーバーハンド。まっすぐはまずまず速い。スライダーにカット系の球、落ちる球をうまく投げ分けていました。牽制もうまいです。
中京の加藤君は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこですが、変化球のキレ、コントロールはかなりのレベル。上背もありますし、もう少しまっすぐが速くなると打ち崩すのは難しくなりますね。牽制は抜群。最初はどのチームも戸惑うのでは?

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番泉田がタイムリー3ベース。4番井貝もタイムリーで続き2点目。更に2死2塁から6番今村がタイムリー。3点先制。
1回裏、ヒット2本と四球で1死満塁に。5番が倒れた後、6番岩佐がセンターへ2点タイムリー。さらに7番近藤の緩いショートゴロを名手酒井田が後ろに逸らしエラーで2塁ランナー返り同点。3−3
中京の加藤は2回にも1死からヒットを許すも牽制でアウトに。ここから組み立てを変えてリズムを掴み、3回には1〜3番の三者三振。3〜6回まで四球一つのノーヒットで抑えます。
中京も3回以降、チャンスを作れない状態でしたが、6回裏に2死から連打でチャンス。しかし9番加藤が倒れ無得点。
7回表、県岐商は先頭の井貝がヒット。5番恩田の2球目にエンドランを仕掛けるも空振りで盗塁死。2死から6番7番連打で再びチャンスもダブルスチールを仕掛け、2塁ランナーが途中で戻りかけるも、1塁ランナーが戻らずアウトに。チグハグな攻撃で無得点。
7回裏、1死からヒットと死球で1、2塁となったところでピッチャーを松田に交代。4番広瀬は初球を狙うもサードゴロ。三塁を踏んだ後の転送が逸れ、2死2、3塁となる県岐商には嫌な流れでしたが、5番都築をセカンドゴロに打ち取りここは松田が踏ん張りました。
8回表、2死から連打とワイルドピッチで2、3塁になるも、3番泉田が三振で無得点。
結局9回同点のまま、延長に入ります。
11回表、1死から3番泉田が2ベース。4番井貝の初球にワイルドピッチがあって1死3塁になったところで、敬遠気味に2人歩かせ満塁策を取ります。6番後藤のカウント2−2からスクイズを仕掛けるもファールで三振。松田も倒れ県岐商は勝ち越しならず。中京も10回、11回と先頭バッターが出塁するも得点につなげられず。
延長13回裏、先頭バッターが死球で出て、次の近藤でバスターを仕掛けるも、前進してきたサードの正面へのゴロで2塁封殺の不運。2死1塁から連打で満塁まで攻めるも2番吉田が倒れサヨナラならず。
14回表、先頭バッターの四球から2死2塁とし8番出口がレフトへヒット。レフト浅目でしたが、送球が良くなくホームセーフになり遂に勝ち越し。4−3
そのまま県岐商が勝って東海大会進出を決めました。

初回は点の取り合い。そこからはお互いのピッチャーの好投が光りました。
中京はややアンラッキーもありましたが、ちょっと打線が課題。もう少し崩せる攻撃ができるといいのですが・・・。県岐商のピッチャーに絶対的な力はないのに打てませんでした。
加藤君はすばらしかった。延長に入っても11回のピンチ以外はチャンスも作らせない。安定感はひかりました。バックも安定していますし、ぜひ東海大会でも見たいピッチャーです。

県岐商は打線の振りはすばらしいです。相手の加藤君も良かったので、打てませんでしたが、初回の攻撃は見事でしたし、能力は高いと思います。あと、チーム全体に落ち着きを感じます。7回の表裏は完全に相手の流れでしたが、そこで点を与えないあたりに強さを感じます。
ピッチャーも松田君の好投に光りが見えますね。守備はレベル高いです。

どちらのチームも東海大会では上位に来れるチームに感じます。今年の東海大会は激戦になりそうです。