9月13日に小牧球場で行われた第2試合、同朋−半田工の観戦記です。
同朋は地区予選は1位抜けしたものの、2次Tでは栄徳に完敗。その同朋と、エースが残り、知多予選では2位で県大会に出てきた半田工がどういう試合をするかに注目をして観戦しました。

同朋
00000000|0 H3 E3
00000232|7 H7 E1
半田工
(8回コールド)
同朋
西田、鈴木−小笠原
半田工
吉川−西山
投手成績
同朋
西田(10)7回 94球 被安打6 四球2 三振2 失点5(自責点2)
鈴木(1)2/3 21球 被安打1 四球1 三振0 失点2
半田工
吉川(1)8回 82球 被安打3 四球0 三振7 失点0

同朋の先発西田君は右のオーバーハンド。ひじをトップで固定して投げるフォーム。球威はあんまりない。ボールが動いているのか、引っ張ると術中にはまるピッチャーです。
鈴木君は栄徳戦でも見ています。右のサイドハンド。この日はコントロールもいま一つで球威もなく捕まりました。
半田工の吉川君は右のオーバーハンド。いい体格をしているし、なかなか球威があります。コントロールもいいですし、レベルの高いピッチャーです。

(試合経過)
最初にチャンスを掴んだのは半田工。2回裏、先頭が四球で出て送って1死2塁としますが、6番7番が倒れ無得点。
同朋が1死から初ヒットも送りバント失敗。チャンスを広げられません。
3回4回と2塁にランナーを送りながらも半田工は無得点。
5回表、1死から強いあたりの2ゴロをエラー。続く7番松尾のサードゴロはエンドランがかかっており、2塁送球が野選。続く8番の青山のところで、2球目にダブルスチールも完全にアウトのタイミングでサード落球。1死2,3塁とチャンスをもらった形になりましたが、スクイズ失敗と三振で同朋がチャンスを活かせず。
6回裏、2番柿添、3番碓井の連打で1,2塁。4番がバントで送り1死2、3塁とし、5番加藤の4球目の空振りの際にキャッチャー後逸。3塁ランナーホームイン。さらに5球目にスクイズを決め2点を半田工が先制。
7回裏、内野安打とバント処理ミス2つで無死満塁から1番仲宗根がスクイズ成功。さらに2番中村のタイムリーと3番碓井のショートゴロを弾く間に1点。5−0とリードを広げます。
8回裏、替わった鈴木を攻め、1死3塁からセカンドゴロ野選で1点。2死2塁から1番仲宗根がタイムリーを放ちコールド成立。7−0で半田工が勝ちました。

同朋は先発の西田君が粘って投げていましたが、6回はともかく7回のミスのオンパレードは痛かった。ただ、それ以上に打てなかったですね。5回にもらったチャンスでスクイズを決められず、先制できなかったことで、流れも失った形です。ただ、地力でも半田工が上回っていたと思います。

半田工は夏までのエース山本君が2年生で残っているのですが、吉川君にエースが変わっていました。もちろん、故障などの可能性もありますが、吉川君が力強い投球をしていて、十分上位校にも通用する投球を見せていました。
あと、驚いたのが、センター川端君の守備というか反応の良さ。一瞬抜けたかな、というあたりでも、一歩目が速く難なく追いついてアウトに。公立校の外野手とは思えない守備を見せていました。一見の価値ありです。
また、キャッチャーの4番西山君は足も速く、身体能力の高さもうかがえます。
半田工、この先も非常に楽しみなチームです。