9月12日阿久比球場で行われた第2試合、一宮興道−時習館の観戦記です。
大会前に注目校として上げた一宮興道が時習館相手にどういう試合をするかに注目をして観戦しました。

一宮興道
010040020|7 H15 E0
000000100|1 H6 E2
時習館

一宮興道
柏谷−野田
時習館
佐々木、太田−伊藤

投手成績
一宮興道
柏谷(1)9回 117球 被安打6 四球1 三振6 失点1
時習館
佐々木(1)5回 71球 被安打9 四球2 三振1 失点5
太田(10)4回 37球 被安打6 四球0 三振0 失点2

一宮興道のエース柏谷君は左のサイドハンド。スリークォーターにやや近い投げ方。やや変則で球速はそんなにないですが、コントロールが良く、変化球でカウントを稼げるあたりがいいピッチャーですね。
時習館の佐々木投手は右のオーバーハンド。球速はぼちぼち。オーソドックスな癖のないピッチャー。
太田君は右オーバーハンド。やや立ち投げ。球威は佐々木君よりは落ちます。

(試合経過)
一宮興道は1回表、1死から2番花木が2ベース、3番小野寺の当たり、セカンド良く追いついて内野安打になりますが、失点は阻止。1死1,3塁となりますが、4番5番が倒れ無得点。
2回表、先頭の水野が2ベース。送って1死3塁から8番柏谷がスクイズを決め一宮興道が先制。1−0
4回表も先頭の水野が2ベース。送って2回と同じ形を作りましたが、ここはスクイズを失敗。ここは時習館佐々木が踏ん張ります。
5回表、1死1、2塁から4番野田がレフトオーバー2点タイムリー2ベース。5番真里山もタイムリー。さらに1死1、3塁から7番岩田がスクイズを決め5−0とします。
時習館は6回までヒット2本。しかも2死からのヒットのみで、チャンスすら作れません。
ようやく7回裏、先頭の3番原田が3ベース。4番菅沼のショートゴロはイレギュラーするもショートが上手く捌いて1塁アウト。その間にホームインで5−1。
8回表、2死2塁から4番野田のタイムリー2ベース。さらに2死1、3塁から1塁ランナーがスチールで誘って3塁ランナーホームイン。7−1
そのまま、一宮興道が勝ちました。圧勝です。

時習館はとにかく一宮興道のエース柏谷を捉えられませんでした。初回にかなり前にいてセンターの頭を抜かれていました。ぶっちゃけ舐めてたのではないでしょうか。それが焦りを生んだような気もします。

一宮興道は予想以上に打てて驚きました。なかなか鋭い打球も飛ばしていたし。
犠打もしっかり決めていて、しっかりとした野球ができていました。
柏谷君も安定していますし、桜丘相手にも喰らいついてほしいですね。
自分としても、大会前に注目校として上げたので勝ってくれてうれしかったです。