8月19日に小牧球場で行われた第3試合、杏和−清林館の観戦記です。
2次Tとして、負けた方は県大会への道が断たれる厳しい試合。かつては弱小校でしたが、このところ少しずつ力を付けてきている両チームがどういう野球をするかに注目して観戦しました。

杏和
001000300|4 H10 E0
020000010|3 H8 E2
清林館

杏和
鎌田−川村
清林館
江川−多田

投手成績
杏和
鎌田(1)9回 136球 被安打8 四死球6 三振5 失点3
清林館
江川(1)9回 117球 被安打10 四死球3 三振4 失点4
杏和の鎌田君は右のオーバーハンド。きれいなオーバーハンドをしています。まっすぐはそこそこ。
清林館の江川君は右のスリークォーター。やや手投げですが、軽く投げてコントロールを重視して投げている感じがします。あんまり速くはないですが、丁寧には投げている印象です。

(試合経過)
2回裏、先頭の増田のヒットと四球、犠打で2,3塁にして2死後、8番古林が3遊間を抜けるタイムリー。さらにダブルスチールで1塁ランナーがわざと挟まれ3塁ランナーがホームインの際キャッチャーがこぼしセーフ。清林館が2点を先制。
3回表、ヒット2本と死球で1死満塁とし、サードゴロ、2塁アウトの間に1点。2−1
4回から6回は膠着状態。なかなかチャンスも広げられません。
7回表、2死2、3塁から1番山崎の3遊間への当たり、ショート弾いて内野安打。このプレー中、2塁ランナーとショートが交錯して走塁妨害を取られセカンドランナーもホームインが認められ逆転。さらに盗塁を決め2死2塁から2番本多がタイムリー。4−2とします。
8回裏、先頭の四球の後、ゲッツーでチャンスを逸したかに見えましたが、ここからヒットと四死球で2死満塁とし7番有野の内野安打タイムリー。1点差。なおも2死満塁でしたが、8番古林がセカンドゴロに倒れ同点ならず。
最後、9回裏、1死3塁まで行きましたが、スリーバントスクイズが失敗となり、無得点。杏和が競り勝ちました。

杏和が競り勝ちました。
内野ノックもスタメンの9人しかやらないなど、少ない人数で工夫している感じがありました。ノックでも内野のボール回しを徹底してやるなど、考えているな、というのが見てとれました。守備は頑張っていました。
ピッチャーの鎌田君はきれいなフォームでなかなかいいボールを投げていたので、頑張ってほしいですね。

清林館は、春に県大会に進むなど、力をつけているので注目していました。ちょっと不運な判定もあっての逆転負けは残念でした。8回の拙攻も響きましたね。
セカンドの石川君の体を張った、ナイスプレーが印象的でした。
拮抗したチーム同士のいい試合でしたね。