8月1日に舞洲ベースボールスタジアムで行われた大阪大会の決勝戦、関大北陽−PL学園の決勝戦の観戦記です。
どちらも甲子園にたびたび出てくる高校同士の一戦でしたので好ゲームを期待しましたが、思った以上に力の差がある試合となりました。

関大北陽
000000000|0 H6 E2
31012012×|10 H16 E0
PL学園

北陽
山口祐、畑瀬、中村、笛吹−加納
PL
井上−藤本
投手成績
北陽
山口祐(10)1/3 21球 被安打4 四球0 三振0 失点3
畑瀬(11)5回2/3 99球 被安打9 死球1 三振4 失点5
中村(12)0/3 12球 被安打0 四球2 三振0 失点0
笛吹(1)1回2/3 27球 被安打3 死球1 三振1 失点2
PL学園
井上(10)9回 103球 被安打6 四球2 三振2 失点0

PLの井上君は左のオーバーハンド。球威はぼちぼちですが、スローカーブを混ぜて緩急をうまく使います。打たせて取るピッチャーですね。

(試合経過)
1回表、関大北陽は先頭の川西が初球を2ベース。しかし2番の田辺がバントを上げてしまいフライアウト。3,4番も倒れ無得点に終わります。
1回裏、先頭の吉川がセンターバックスクリーンに飛び込む先頭打者ホームラン。更に1死1、3塁から5番大槻がセンターへタイムリー。早くも北陽はピッチャーを畑瀬に替えますが、6番中井がスクイズを決め3点目。3−0とします。
2回裏、2死2塁から3番藤本がバットの根っこながらレフトへ運びタイムリー。4−0
4回裏、1死から1番吉川が今度はレフトへ2本目のホームラン。5−0
関大北陽も2回〜4回までランナーは出すものの、得点出来ず。
5回裏、1死2塁から6番中井がセンターオーバータイムリー3ベース。さらにスクイズで加点。7−0
6回、7回とゲッツーで北陽はチャンスを潰し、7回裏、1死1塁でピッチャーを中村にスイッチするも連続四球。満塁でピッチャーを笛吹に替えますが犠牲フライを浴び8−0。
8回裏、1死満塁から4番村田が2点タイムリー。10−0
そのまま、PL学園が圧勝し最後の甲子園切符を決めました。

初回はどちらもチャンスがあったので、関大北陽としては、初回に活かせていればもう少し試合になったかな、という状況でした。

ただ、地力が違いすぎましたね。

PLは1番吉川君、3番藤本君が大当たり。ただ、チーム全体としてはそつなく試合をしていくな、という印象です。
ピッチャーも凄味は感じませんが、うまいな、というのが印象。

PLは、名前の強さもあって、甲子園では上位進出の1校になると思います。活躍が楽しみです。